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2012年06月04日(月)
[診療報酬] レセ情報提供、データセット提供と個別研究毎の特別抽出に分類
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厚生労働省は6月4日に、レセプト情報等の提供に関する有識者会議を開催した。この日は、レセプト情報提供の概念を整理しなおし、情報提供に係る技術的側面を議論した。
レセプト情報には極めて重要な個人情報が含まれているため、公的研究目的といえども自由に活用することは許されない。そこで、利用にあたっては厚生労働大臣の許可等を要件とし、具体的な基準を本会議で検討している。
この日は、レセプト情報の提供を(1・・・
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2012年06月01日(金)
[薬価] 後発医薬品50品目(内用23、注射7、外用20)を薬価基準に収載
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厚生労働省は6月1日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正に関する事務連絡を発出した。今回は、後発医薬品50品目(内用薬23品目、注射薬7品目、外用薬20品目)を薬価収載している(p1参照)(p2~p4参照)。
また、上記の医薬品に代替されるため、製薬メーカー側から削除依頼が出された医薬品50品目(内用薬23品目、注射薬7品目、外用薬20品目)も示されている(p1参照)(p5~p7参照)。
さらに資料2と・・・
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2012年05月31日(木)
[材料価格] 医療機器の保険適用通知、製品名や製品コードなどを訂正
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厚生労働省は5月31日に、「医療機器の保険適用について」の一部訂正に関する事務連絡を行った。
これは、3月30日付(保医発0330第11号)と4月26日付(保医発0426第1号)の通知「医療機器の保険適用について」の誤記等を修正するもの。
3月30日付の通知では、医科の区分B(個別評価)に該当する『メディコール-Gガイドワイヤー』について、製品を1つ追加している。さらに、同じく区分Bの『オキシア人工心肺回路』について、製・・・
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2012年05月31日(木)
[材料価格] 新機能もつ脊髄刺激装置用リードアダプタなどを保険収載
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厚生労働省は5月31日に、医療機器の保険適用に関する通知を発出した。ここでは、6月1日から新たに保険収載された医療機器を掲載している。
C1(新機能)とされたのは、(1)脊髄刺激装置用リード・アダプターである「アクティバアダプタ」(2)血管内手術用ステントである「Zilver PTX薬剤溶出型末梢血管用ステント」(3)両心室ペーシング機能付植込型除細動器である「プロモートクアドラ」(4)両心室ペーシング機能付植込型・・・
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2012年05月31日(木)
[材料価格] 血管内手術用カテーテルの塞栓コイル(特殊型)定義に機能追加
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厚生労働省は5月31日に、「特定保険医療材料の定義について」の一部改正に関する通知を発出した。
今回は、平成24年3月5日付の通知「特定保険医療材料の定義について」における、別表IIの133『血管内手術用カテーテル』の(12)『塞栓用コイル』の機能区分定義を追加している。具体的には、(オ)『コイル・特殊型』に、「動脈瘤等の塞栓促進を目的として内部に加工がなされているもの」が追加される(p1参照)。
通知で・・・
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2012年05月29日(火)
[薬価] HIV感染症治療薬エジュラント錠など10品目を薬価収載
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厚生労働省は5月29日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正に関する通知を発出した。
今回は、新たに保険収載された医薬品10品目(内用薬7品目、注射薬2品目、外用薬1品目)を報告している。
このうち、(1)ミニリンメルトOD錠120μg・同240μg(成分名、デスモプレシン酢酸塩水和物)(2)ザーコリカプセル200mg・同250mg(同、クリゾチニブ)(3)アポカイン皮下注30mg(同、アポモルヒネ塩酸塩水和物)(4)ポテリジ・・・
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2012年05月29日(火)
[DPC] リネゾリド使う肺炎治療など、DPCの包括範囲から除外
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- 厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法第1項第五号の規定に基づき厚生労働大臣が別に定める患者について(5/29付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、高額な新薬についてDPCの包括評価から除外するもの。
DPCでは、疾病や治療法に着目した診断群分類ごとの包括(定額)点数が設定されている。この点数は、平均的な既存治療法をもとに決まっているので、あまりに高額な新薬を包括・・・
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2012年05月29日(火)
[DPC] 厚労省企画官「医療機関群の設定等の大幅な見直し不要」とのスタンス
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厚生労働省は5月29日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。この日は、主に、今後のDPC制度見直しに向けた検討課題の整理を行った。
DPC制度については、24年度診療報酬改定において(1)個別医療機関の過去の実績を評価する「調整係数」から、医療機関の機能に着目した病院ごとの「基礎係数」への移行(2)機能評価係数IIへの実績評価等の導入―などの大きな見直しが行われた。
少し具体的に見ると、(1)・・・
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2012年05月28日(月)
[診療報酬] 在宅自己注射薬に、オキシコドン塩酸塩製剤を追加
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- 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(訂正前「在宅療養指導管理料の点数の取扱いについて」)の一部差換えについて(5/28付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、上記の通知について内容の訂正を行うもの。
具体的には、在宅自己注射薬に、「オキシコドン塩酸塩製剤」を加えるというもの(p1参照)。
資料では、当該訂正を反映した3月5日付の解釈通知「診療報酬の算定方法の一部改・・・
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2012年05月25日(金)
[医薬品] アンピシリンナトリウム、プロプラノール塩酸塩を保険適用
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- 公知申請に係る事前評価が終了し、薬事法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取扱いについて(5/25付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
海外とのドラッグ・ラグ解消のため、特定の疾病に対する効能・効果が承認されているものの、別の疾病については承認を得られていない、いわゆる「適応外医薬品」について、海外の論文等により安全性が確認できれば薬事承認を与える「公知申請」が推進されている。・・・
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2012年05月25日(金)
[後期高齢者] 平成24年2月現在の後期高齢者医療制度加入者は1467万人
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厚生労働省は5月25日に、平成24年2月現在の後期高齢者医療毎月事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について、加入者数を5歳刻みで集計し、毎月報告しているもの。
事業月報によると、平成24年2月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1467万2221人(対前年同月比2.7%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は39万3439人となっている。100歳以上の被保険者数は4万8454人であった。また被扶養者であっ・・・
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2012年05月25日(金)
[診療報酬] 10対1病棟でも、7月1日から看護必要度の測定が必須に
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厚生労働省は5月25日に、「平成24年度診療報酬改定における10対1入院基本料に係る届出」に関する事務連絡を行った。
24年度診療報酬改定において、10対1入院については「入院患者の看護必要度等について継続的に測定を行い、その結果に基づき評価を行っている」ことが施設基準に盛り込まれた。ただし病院側の準備期間を考慮し、看護必要度評価の導入は24年7月1日からとされている。
本事務連絡では、「7月1日以降に10対1入院・・・
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2012年05月24日(木)
[医療保険] 審査支払機関統合の議論続く、委員の多数は慎重姿勢か
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厚生労働省は5月24日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、主に審査支払機関のあり方について議論した。
審査支払機関には、現在、都道府県の国民健康保険団体連合会と社会保険診療報酬支払基金の2つがあるが、「両者の競合を促すべき」という意見や、逆に「両者は統合すべき」という意見など、さまざまな指摘がある。
後者の「統合」については、コスト削減や審査の質の向上というメリットがある一方で、・・・
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2012年05月23日(水)
[診療報酬] 中医協の森田会長「誰が見ても異論なき分野に費用対効果導入を」
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厚生労働省は5月23日に、中医協・費用対効果評価専門部会の初会合を開催した。
これは26年度改定に向けて、英国の医療保障制度NHS(National Health Service)等で運用されている「新たな医療技術等を給付範囲に含める際に、費用対効果評価を参考にする」という考え方を我が国にも導入できるかどうか、技術的な検討を行うために設けられたもの。
初会合のこの日は、検討スケジュール(p4~p7参照)や論点・・・
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2012年05月23日(水)
[診療報酬] ブラッドパッチ療法を先進医療に導入、患者負担は1回1万8000円
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厚生労働省は5月23日に、中医協総会を開催した。この日は、新たな先進医療や医療機器、医薬品について厚労省から報告を受け、了承している。
新たな先進医療に導入されるのは、(1)脳脊髄液漏出症に対する「硬膜外自家血注入療法」(p3~p18参照)(2)標準治療抵抗性の非小細胞肺がんに対するゾレドロン酸誘導γδT細胞を用いた免疫細胞治療(p19~p41参照)―の2技術。
(1)は、いわゆるブラッドパッチ(Blood patch)・・・
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2012年05月18日(金)
[診療報酬] 疑義解釈第4弾、新7対1における夜勤平均時間に関するQ&A
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厚生労働省は5月18日に、疑義解釈資料(その4)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)入院基本料(p2参照)(2)精神科専門療法(p2参照)(3)K939-2【術中血管等描出撮影加算】(p2参照)(4)C157【酸素ボンベ加算等】(p2参照)(5)DPCにおける退院時処方(p3参照)(6)訪問看護(p4参照)―に関連するQ&Aを掲載している。
(1)の入院基本料では、旧7対1から新7対1へ届出を行う際の「届出・・・
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2012年05月17日(木)
[先進医療] 脳脊髄液漏出症へのブラッドパッチ療法、保険使える先進医療へ
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厚生労働省は5月17日に、先進医療専門家会議を開催した。この日は、平成24年2月~3月受付分の第2項先進医療などについて議論を行った。
24年2月受付の新規届出技術は、(1)難治性眼感染性疾患に対する包括的迅速PCR診断(2)ダブルバルーン内視鏡を用いた胆膵疾患の診断と治療―の2件。両者とも書類の不備による「返戻」となっている(p3参照)。
24年3月受付の新規届出技術は、(i)肺3次元再構築画像を用いた肺切除術・・・
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2012年05月14日(月)
[DPC] 12のDPC対象病院で6月分のデータ提出加算の算定不可
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厚生労働省は5月14日に、DPC対象病院におけるデータ提出加算の取扱いに関する通知を発出した。
平成24年度改定において、出来高病院がDPCフォーマットに基づくデータ提出を行った場合の評価として、【データ提出加算】が新設された。DPC対象病院でもこの加算を算定することができるが、データ遅延があると解析・分析に支障が出るため、ある月のデータ提出が遅れた病院については、その翌々月には加算の算定ができなくなる。
・・・
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2012年05月14日(月)
[診療報酬] サンプリングデータセット、入院70万・外来5万点以上のレセ除外
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厚生労働省は5月14日に、第1回提供のサンプリングデータセットの仕様について公表した。
具体的には、(1)レセプトの種類(2)対象時期(3)抽出方法(4)匿名化処理(5)高額レセプトの抽出(6)DPCレセプトの合計点数の処理(7)その他の処理―などが詳説されている。
(1)では、レセプトを医科入院、医科入院外、DPC、調剤の4種類とし、(2)については、平成23年10月診療分で、かつ平成23年11月、12月、平成24年1月に・・・
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2012年05月11日(金)
[診療報酬] 3月31日に新7対1を満たす病棟、5月31日までの届出で遡及算定可
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厚生労働省は5月11日に、平成24年度診療報酬改定における7対1入院基本料に係る届出に関する事務連絡を行った。
24年度改定では、7対1入院基本料の施設基準について、(1)平均在院日数を18日以内とする(従前は19日以内)(2)看護必要度の高い患者割合を15%以上とする(従前は10%以上)―との厳格化が図られた。
今回の事務連絡では、24年3月31日時点で7対1の届出を行い、新7対1の施設基準を満たす病棟については、5月31日・・・
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2012年05月11日(金)
[医療保険] 審査支払機関の統合、57%の保険者は情報不足を理由に判断保留
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厚生労働省は5月11日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、審査支払機関のあり方について議論を行った。
適正な保険診療の確保と、円滑な支払を実現するために、医療機関は保険診療の内容を記したレセプトを、各保険者ではなく審査支払機関に提出するのが一般的だ。審査支払機関は、大きく(1)社会保険診療報酬支払基金(2)都道府県国保連―に分かれているが、「両者の間に競争を促すべき」「逆に統合すべ・・・
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2012年05月10日(木)
[診療報酬] 都道府県またぎ連携する機能強化在支診等、届出は1都道府県で可
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厚生労働省は5月10日に、平成24年度診療報酬改定における在宅療養支援診療所等に係る届出に関する事務連絡を行った。
24年度改定では、在宅医療や自宅での看取りを推進するために、医師を手厚く配置し、緊急往診や看取りの実績がある在宅療養支援診療所・病院について、一部点数が高く設定された。
もっとも、単独の診療所で多くの医師を抱えることなどは困難なため、10未満の医療機関で連携して要件を満たすことも認められ・・・
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2012年05月09日(水)
[診療報酬] 24年度改定解釈通知等の誤字脱字を訂正する事務連絡 厚労省
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厚生労働省は5月9日に、平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正に関する事務連絡を行った。
今回、修正される通知は、(1)診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項(3月5日付、保医発0305第1号)(p2~p4参照)(2)基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱い(3月5日付、保医発0305第2号)(p5~p7参照)(3)特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱い(3月5日付、保医・・・
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2012年05月01日(火)
[診療報酬] 在宅での医療用麻薬使用に関する24年度改定解釈通知を訂正
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厚生労働省は5月1日に、「在宅療養指導管理料の点数の取扱いについて」の一部差換えに関する事務連絡を行った。
これは、4月17日に厚労省が発出した上記通知に一部誤りがあったことから、訂正を行うもの。
まず、4月17日に厚労省は「在宅療養指導管理料の点数の取扱いについて」の名称で通知を発出した(保医発0417第2号)。
しかし、この名称を「『診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について』(3月5日・・・
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2012年04月27日(金)
[退職者医療] 平成24年度の概算拠出率は4.15655‰ 厚労省
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厚生労働省は4月27日に、退職者医療制度にかかる平成24年度の概算拠出率について公表した。
概算拠出率とは、被用者保険等からの拠出金を計算する根拠となるもので、平成24年度は4.15655‰(平成23年度は3.74695‰)。この率により、社会保険診療報酬支払基金は、各被用者保険等保険者の概算拠出金額を算定の上、各保険者に納付通知し、同額を徴収することとしている(p1参照)。
なお、退職者医療制度とは、国保加入者の・・・
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