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臓器移植の実施状況等に関する報告書 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33487.html
出典情報 臓器移植の実施状況等に関する報告書(6/8)《厚生労働省》
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臓器提供の経験が豊富な医療機関の経験の共有の支援等に取り組んでおり、脳死
下及び心停止後臓器提供の経験が豊富なスタッフが勤務し、院内体制が充実して
いる施設として、当該事業において認定された施設(拠点施設)は、年々増加し
ている(令和元年度:8施設、令和2年度:10 施設、令和3年度:12 施設、令和
4年度:14 施設)。
(注)臓器提供施設連携体制構築事業において、臓器提供の経験が豊富な医療機関の経験の共有の支援のほか、医療機
関が患者の臓器提供意思表示の有無を把握する取組、臓器提供が行われる可能性がある事例に関し、関係者内の
早期かつ漏れのない情報共有を促す取組等を推進している。

4.脳死下での臓器提供事例に係る検証


5例目以降の脳死下での臓器提供事例については、「脳死下での臓器提供事例
に係る検証会議」(厚生労働大臣が参集を求めて開催する行政運営上の会合。座
長は五十嵐隆国立成育医療研究センター理事長。以下「検証会議」という。)に
おいて検証を行っており、令和5年3月 31 日現在の検証会議における検証実施
数は、665 例(523 例)となっている。



昨年の報告のとおり、検証対象事例を次のように重点化する方針が厚生科学審
議会疾病対策部会臓器移植委員会(以下「臓器移植委員会」という。)で了承さ
れたことから、当該方針に基づき「脳死下での臓器提供事例に係る検証項目及び
検証手続について」(平成 12 年3月 22 日脳死下での臓器提供事例に係る検証会
議)を改正し、令和4年8月 25 日以降における検証会議から適用された。
・医学的、あっせん両者の観点から全例検証を引き続き行う事例
臓器提供者が 18 歳未満の事例、特段の事情がある事例
・医学的観点から検証を行う事例
提供施設において3例目までの事例、提供施設において最後の臓器提供から
5年以上の期間が空いた事例
・あっせんの観点から検証を行う事例
本人の意思が不明であり家族の承諾によって臓器提供がなされた事例

5.
「臓器移植医療対策のあり方に関する提言」及び当該提言を踏まえた臓器移植医療
施策の見直し


令和4年3月 18 日、臓器移植委員会において「臓器移植医療対策のあり方に
関する提言」が取りまとめられ、臓器移植に関する普及啓発の促進、臓器提供の
意思を公平・適切に酌み取ることができる仕組みの整備、医療技術の活用による
適切な臓器移植の推進、多職種連携の推進による家族支援の充実等について取組
を進めるべきとされた。



当該提言を踏まえ、15 歳未満の知的障害者等について、知的障害等がない者と
同様に遺族の書面による承諾により臓器提供を可能とし、小児の臓器提供におけ
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