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資料2-2_石岡先生説明資料 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33521.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第11回 6/9)《厚生労働省》
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9.各柱にまたがる「横断的事項」について:シーズ探索
現状と課題
抗がん薬のシーズ探索は成果の視点から成功率が低くリスクが大きいため、その取り組みは
一部の企業と研究者に限定されている。実役開発に繋げるにはシーズ探索の規模を拡大する
ほか、より効率的かつ精度の高い技術開発が求められる。
今後10年間で取り組むべき研究の方向性
(一部再掲)1.候補化合物スクリーニングに新しい技術を導入するほか、非臨床のproof
of conceptの段階からアカデミアと企業が連携または合同で行うなどして、早期臨床試験へ
の同種を一層加速する。シーズ探索からfirst-in-humanまで産学が一気通貫で開発できるア
カデミアを中心とする組織を作る。2.シーズ探索に研究予算を重点化する。

2.アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤開発に関する研究
現状と課題
希少がんに対する抗がん薬の開発は徐々に進んでいるが、前述(がんの本態解明の項)のよ
うに、より多くの治療標的の探索が必要で、それぞれに対応する新規医薬品開発が今後ます
ます求められる。ゲノム医療をはじめとする精密医療や個別化医療には、これまで頻度の高
いがん種とされていたがん種に於いても、希少フラクションとしてのアンメットメディカル
ニーズがある。
今後10年間で取り組むべき研究の方向性
1.がんの希少フラクション(例えば、特定遺伝子融合、Druggableな特定ミスセンス変異:
TP53 Y220C)の研究加速、2.候補化合物スクリーニングに新しい技術を導入するほか、
非臨床のproof of conceptの段階からアカデミアと企業が連携または合同で行うなどして、
早期臨床試験への同種を一層加速する。3.シーズ探索からfirst-in-humanまで産学が一気
通貫で開発できるアカデミアを中心とする組織を作る。