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参考資料7 「全ゲノム解析等に係る厚生労働科学研究班」資料修正版(令和3年7月) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23993.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第8回 3/2)《厚生労働省》
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患者還元WG (1)
全ゲノム解析結果のうち科学的に妥当で実臨床、臨床試験等の形で診療に役立つデータを当該患者に還元する。
全ゲノム解析等の対象とする患者、実施機関について
・対象患者は再発頻度や学会意見等に従い、ゲノム情報の有用性を考えて対象症例を選出する。
具体的には以下の項目を考慮する
・(前向き解析の場合)新たに、患者に対して十分な説明のうえ、同意が得られること。
・手術、生検、採血(血液腫瘍)等により全ゲノム解析に必要な質・量の検体が得られること。
・手術等において根治の可能性が低い難治がんであること。
・解析開始時に生存しており、何らかの治療の提供が期待できる状態であること。
ただし、希少がん・難治がん等で十分なゲノム情報が集積されていないがんについては、この限りではない。
・ICやエキスパートパネル、2次的所見対応など患者還元の体制が確保された定められた施設において実施する。
・がんゲノム医療中核拠点・拠点病院での施行が望ましい。連携病院はこれらと協力して遂行する。
・統一解析パイプラインによる解析結果の改良を解析・データセンターとともに行う。
・臨床情報収集の項目や手法について、解析・データセンターと決定・改良していく。
(項目の選出、ネットワークを用いた選択式入力など、データの均一化、かつ、負担軽減の方策を含めて)
・遂行の経験を手順、IC手法、データ解析手法・レポート作成システムの策定や継続的な改良に活かす。
・OJT により、医療従事者のゲノムリテラシーを向上させる。

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