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参考資料19       9価HPVワクチンの情報提供について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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H P V ワクチン の 効 果

詳細版
P4

HPVの中には子宮けいがんをおこしやすい種類のものがあります。
HPVワクチンは、
このうち一部の感染を防ぐことができます。

現在日本において受けられるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類(型)によって、
(ガーダシル ®)、
2価ワクチン
(サーバリックス®)、4価ワクチン

9価ワクチン
(シルガード®9)*の3種類あります。*2023年4月から、シルガード 9も公費で受けられるようになりました。
®

サーバリックス®およびガーダシル ®は、子宮けいがんをおこしやすい種類である

そのことにより、子宮けいがんの原因の50〜70%を防ぎます※1。
HPV16型と18型の感染を防ぐことができます。

シルガード®9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類※2のHPVの感染も防ぐため、子宮けいがんの原因の80〜90%を防ぎます※3。

また、
HPVワクチンで、がんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、
がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。

※1・3 HPV16型と18型が子宮けいがんの原因の50〜70%を占め
(※1)
、HPV31型、33型、45型、52型、58型まで含めると、子宮けいがんの原因の80〜90%を占めます
(※3)

HPV31型、33型、45型、52型、58型
※2

H P V ワクチン のリスク

詳細版
P5


しょうじょう

筋肉注射という方法で注射します。接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。

ワクチンの接種を受けた後に、
まれですが、重い症状 ※1が起こることがあります。
はん



ふ ずい い

うん どう

また、広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動 ※2といった多様な症状が報告されています。
ワクチンが原因となったものかどうかわからないものをふくめて、
じゅう とく

ワクチンを受けた1万人あたり約5〜7人 ※4です。
接種後に重篤な症状 ※3として報告があったのは、
接種するワクチンや年齢によって、合計2回または3回接種しますが、

接種した際に気になる症状が現れたら、
それ以降の接種をやめることができます。

接種後に気になる症状が出たときは、
まずはお医者さんや周りの大人に相談してください※5。
※1
※2
※3
※4
※5

おう と

重いアレルギー症状(呼吸困難やじんましんなど)
や神経系の症状(手足の力が入りにくい、頭痛・嘔吐・意識の低下)
動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまうこと
き ぎょう
重篤な症状には、入院相当以上の症状などがふくまれていますが、報告した医師や企業の判断によるため、必ずしも重篤でないものも重篤として報告されることがあります。
サーバリックス®およびガーダシル ®は約5人、
シルガード®9は約7人
い りょう
HPVワクチン接種後に生じた症状の診療を行う協力医療機関をお住まいの都道府県ごとに設置しています。

子 宮 け い が ん で 苦しまな い た め に 、で きることが 2 つ あります

詳細版
P7

さい

① 今 から で きること

② 20歳になったらできること

日本では、小学校6年〜高校1年相当の女の子を対象に、

HPVワクチンを受けていても、

子宮けいがんの原因となるHPVの感染を防ぐ

子宮けいがん検診は必要です。

ワクチンの接種を提供しています。

2年に1度

HPVの感染を防ぐことで、

検診を受けることが

将来の子宮けいがんを予防できると

大切です。

期待されています。
カナダ、
イギリス、オーストラリアなどでは



女の子の8割以上がワクチンを受けています。

3

けん しん