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資料2 全ゲノム解析等に係るAMED研究について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31469.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第14回 3/9)《厚生労働省》
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エキスパートパネル体制構築班の進捗状況

~A班~

(1/20→2/20)

2_エキスパートパネル

項目

角南班

浦上班

上野班

全体

エキスパートパネル実施数

240 → 263

242 → 317

522 → 583

1,004 → 1,163

WGS解析により検出された診療に関連する遺伝子異常
Actionable genomic
alterationの検出数

139 → 156

115 → 143

313 → 342

567 → 641

生殖細胞系列に開示対象の病的
バリアントの検出数

20 → 22

4 → 11

31 → 44

55 → 77

WGSを用いたエキスパートパネルにより得られた成果
⚫ 既存の検査では検出できないがんに関与するゲノム異常の検出





long insertion/deletion変異( CDKN2A , CDKN2B, CHEK2, TP53, CDK12, RB1, ARID1Aなど)
inversion変異(BRCA1, RB1)
病的と強く疑えるバリアント(BRCA2)
染色体レベルでの異常(染色体破砕、全ゲノム倍加、転座等)

⚫ 全ゲノム解析の結果が診断や治療に有用であった例


構造異常や融合遺伝子を、多様で診断が難しい希少がん(肉腫等※)などの診断や予後に活用
- 頭頸部腫瘍(篩骨洞)の組織型不明症例において、融合遺伝子の検出によりBiphenotypic sinonasal sarcomaと診断
※)腺様嚢胞癌, 孤発性線維性腫瘍, 骨外性ユーイング肉腫, 悪性末梢神経鞘腫, 類上皮血管内皮腫瘍, 脱分化型脂肪肉腫,
滑膜肉腫, 胞巣状軟部肉腫など



融合遺伝子の確認検査後、推奨薬剤を投与し有効性あり

⚫ がん以外の疾患に関与する可能性が高いゲノム異常の検出


生殖細胞系列において非腫瘍関連遺伝子(循環器疾患等)を検出

WGSを用いた患者還元



確認検査実施後に実際に治療や治験に結びついた症例:5 → 10症例
基本コホートの研究用CGP検査を実施した症例: 26 → 63症例

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