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薬-2○高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について(関係業界からの意見聴取等について) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00062.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第200回 2/8)《厚生労働省》
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中医協 薬-1
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薬価収載時の対応 ②
対応の方向性
<薬価収載時の対応>
本剤の薬価収載にあたっては、以下のとおり対応することとしてはどうか。
〔算定方法〕
• 類似薬効比較方式により対応するが、比較薬の選定にあたっては、対象疾患の類似性(SARS-CoV-2感染症)と投与
対象患者の類似性(重症化リスク因子の有無)のいずれを優先するかによって算定薬価が大きく変動する特殊性も鑑
み、複数の比較薬に基づき薬価を算定するなどの柔軟な運用を可能とする。
〔収載に向けた手続〕
• 具体的な薬価算定にあたっては、通常の手続きと同様に、薬価算定組織において審議した上で、中医協総会に
おいて確認する。中医協総会では、算定方法のほかに、以下の「投与に当たっての留意事項」、「薬価収載後
の価格調整(市場拡大再算定)」の取扱いを併せて示した上で議論を行う。
〔投与に当たっての留意事項〕
• 投与対象患者については、「COVID-19に対する薬物治療の考え方 第15版」において、「一般に、重症化リス
ク因子のない軽症例の多くは自然に改善することを念頭に、対象療法で経過を見ることができる」、「高熱・
強い咳症状・強い咽頭痛などの臨床症状がある者に処方を検討すること」とされていることから、本剤の投与
が必要な患者に限って投与されるよう、これらの内容を留意事項通知において明示する※ 。
• 併せて、併用薬剤や妊娠の有無等の禁忌事項についても確認が行われ、本剤の投与が適切な患者に限って投与
されるよう、留意事項通知において明示する。
※)本剤の添付文書においては、「本剤の投与対象については最新のガイドラインを参考にすること。」、「 「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性
を十分に理解した上で、本剤の使用の必要性を慎重に検討すること。」とされている。

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