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高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について 薬-1 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00061.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第199回 2/1)《厚生労働省》
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中医協 薬-1
5.1.25

薬価収載後の価格調整における課題
課 題

• 今回のCOVIDー19のような呼吸器感染症は、これまでの感染動向を踏まえると、今後の感染動向を推測すること自
体が難しいことに加え、仮に感染者数が増加した場合、短期間に急激な増減が生じるため、これまで市場拡大再算
定が適用されていた品目と状況が異なり、感染者数を踏まえた投与患者の推計や市場規模予測が非常に困難であり、
現行の市場拡大再算定のルールで対応しようとすると、以下のような課題が生じる。
① 薬価収載時に推計する予想販売額の設定が非常に困難となる。
② 四半期再算定における市場拡大の確認手段としてはNDBを活用しているが、データの集計・評価検討に時間を
要する。また、再算定後の薬価の適用時期は、医療機関等での対応に要する期間を踏まえ2~3ヶ月間程度の経
過措置を設けており、実際に市場規模が拡大してから改定後薬価が適用されるまでには8か月程度の期間を要す
ることから、急激な市場規模の拡大への迅速な対応が難しい。
③ 薬価改定時に行う再算定は、薬価調査から薬価改定までに半年間程度の期間を要し、さらに1年間の特定月の単

月調査に基づく把握となるため、市場規模の急速な拡大に迅速に対応できず、投与対象者数が短期間で大幅に増
減する疾患には向かない。

• なお、費用対効果評価については、急激な市場規模の拡大に迅速に対応する趣旨のものではない。

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