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資 料3 採取したNAT陰性の血漿の取扱いについて(資料4-1より一部抜粋) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23740.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会 運営委員会(第4回 2/9)《厚生労働省》
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全 技 術 調 査 会 が 実 施 さ れ て お り ま す 。 出 席 者 の 先 生 方 は 以 下 の 10 名 の 先 生 方 と な っ て お
ります。参考人としては、日本赤十字社から2名と水上先生が参加されました。議事概要
としては、議題は1項目です。血液製剤等に係る遡及調査ガイドラインの一部改正につい
て議論が行われました。内容については、事務局より令和3年度第1回運営委員会で報告
されたHBVの事例を踏まえた血液製剤等に係る遡及調査ガイドラインの改訂案を提示し
ました。改正案の主な内容としては、次の○の2つです。個別NATが陽性になった場合
に、当該献血者由来の製剤について供給停止及び回収を行うこと。また、HBV
GenotypeA の ウ ィ ン ド ウ 期 に 合 わ せ て 、 遡 及 調 査 期 間 を 94 日 間 に 変 更 す る こ と と い う 変
更内容となっております。また、研究班での議論を踏まえて、HBV持続感染症例を想定
した遡及調査期間の設定、HBs抗体検査の運用方法、医療機関から感染事例が報告され
た場合の対応については引き続き検討することと提案しております 。
水上参考人より、上記の内容に関わる研究班の検討結果について報告がなされ、また日
本赤十字社より上記の方針について、特に異論はない旨の意見が出されております。その
結果、委員の先生方より事務局が提示した血液製剤等に関わる遡及調査ガイドラインの改
正案が了承されたということです。
ただし、今回の改正案とは別に検討すべき事項として、以下の点が意見としてなされて
おります。基本的には先ほど御説明した引き続き検討する内容とはなっておりますが、ま
ず1ポツ目、HBV既感染者を鑑別する上で、HBs抗体は有用な検査であると考 えられ
ますが、ワクチン接種者との鑑別が困難となるということです。やはり、問診だけで鑑別
を行うことは難しいことから、問診以外にワクチン接種者の鑑別を可能とする方法が開発
された際には、当該方法を活用することを検討してほしいということです。
続きまして、コア関連抗原検査はHBVが肝細胞の中に存在していることを示すマーカ
ーでありまして、HBV感染既往者の鑑別に有用ではないのかという意見がありました。
それに伴って、現在感度が十分でない当該検査ですが、感度が十分でない可能性もありま
すが、感度が改善された際には活用していくことは非常に良いことではないかという意見
が出ております。安全技術調査会については以上です。
(略)
○田野﨑委員長

令和3年度の第2回並びに第3回の安全技術調査会の審議結果と、第1

回の献血推進調査会の結果について御説明いただきました。これに関して、委員の方々か
ら御意見、御質問をお願いします。
○武田委員

資 料 4 -1 の 安 全 技 術 調 査 会 の 審 議 結 果 で 、 2 ペ ー ジ 、 献 血 血 液 の ス ク リ ー

ニングにおいて、HBV NATのみ陽転した場合、遡及調査期間を超えた過去に採血さ
れ た 同 一 献 血 者 由 来 の 血 液 の う ち 、 180 日 間 の 貯 留 保 管 期 間 中 の F F P を 輸 血 用 血 液 製 剤
として使用せず、分画製剤の原料血漿に転用する対応を行っていると報告されておりま す
が、率直に、血漿分画製剤を使っている患者の立場としては懸念を抱いております。2点、
日赤に御質問です。こうした血液、FFPがどのくらいの量が年間に発生すると予測され

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