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資料1-2_文書情報(3文書)及び電子カルテ情報(6情報)の取扱について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29319.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療情報ネットワークの基盤に関するワーキンググループ(第5回 11/28)《厚生労働省》
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第8回 健康・医療・介護情報利活用検討会
(令和4年3月4日)資料2(一部改変)

電子カルテ情報及び交換方式の標準化
【目指すべき姿】
患者や医療機関同士などで入退院時や専門医・かかりつけ医との情報共有・連携がより効率・効果的に行われること
により、患者自らの健康管理等に資するとともに、より質の高い切れ目のない診療やケアを受けることが可能になる。

1.電子カルテ情報及び交換方式等の標準化の進め方






医療機関同士などでデータ交換を行うための規格を定める。
厚生労働省標準規格として採択
(令和4年3月)
交換する標準的なデータの項目、具体的な電子的仕様を定める。
当該仕様について、標準規格として採用可能かどうか審議の上、標準規格化を行う。
標準化されたカルテ情報及び交換方式を備えた製品の開発をベンダーにおいて行う。
医療情報化支援基金等により標準化された電子カルテ情報及び交換方式等の普及を目指す。

2.標準化された電子カルテ情報の交換を行うための規格や項目(イメージ)
・データ交換は、アプリケーション連携が非常に容易なHL7 FHIRの規格を用いて
APIで接続する仕組みをあらかじめ実装・稼働できることを検討する。
※HL7 FHIRとは、HL7 Internationalによって作成された医療情報交換の次世代標準フレームワーク。
※API(Application Programming Interface)とは、システム間を相互に接続し、情報のやり取りを仲介する機能。

・具体的には、医療現場での有用性を考慮し、以下の電子カルテ情報から標準化を進め、
段階的に拡張する。
医療情報:① 傷病名、② アレルギー情報、③ 感染症情報、④ 薬剤禁忌情報、
⑤ 検査情報(救急時に有用な検査、生活習慣病関連の検査)、⑥ 処方情報
上記を踏まえた文書情報:① 診療情報提供書、② キー画像等を含む退院時サマリー、
③ 健康診断結果報告書
※ 画像情報については、すでに標準規格(DICOM)が規定されており、今後、キー画像以外の画像についても、
医療現場で限られた時間の中で必要な情報を把握し診療を開始する際の有用性等を考慮して検討を進める。

注:その他の医療情報については、学会や関係団体等において標準的な項目をとりまとめ、HL7FHIR規格を遵守した規格仕様書案が
取りまとめられた場合には、厚生労働省標準規格として採用可能なものか検討し、災害時の利用実態も踏まえ、カルテへの実装を進める。