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参考資料3:糖尿病の医療体制構築に係る指針(P40~抜粋+別表4) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29231.html
出典情報 腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会(第2回 11/18)《厚生労働省》
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(2)

血糖コントロール不可例の治療や急性合併症の治療が可能な体制
① 教育入院等による、様々な職種の連携によるチーム医療の実施
② 急性増悪時の治療の実施
(3) 糖尿病の慢性合併症の治療が可能な体制


各医療機能と連携
前記「1 目指すべき方向」を踏まえ、糖尿病の医療体制に求められる医療機能を
下記(1)から(4)に示す。
都道府県は、各医療機能の内容(目標、医療機関等に求められる事項等)について、
地域の実情に応じて柔軟に設定する。
(1) 合併症の発症を予防するための初期・安定期治療を行う機能【初期・安定期治療】
① 目標
・ 糖尿病の診断及び生活習慣の指導を実施すること
・ 良好な血糖コントロールを目指した治療を実施すること
② 医療機関に求められる事項
次に掲げる事項を含め、該当する医療機関は診療ガイドラインに則した診療を
実施していることが求められる。
・ 糖尿病の診断及び専門的指導が可能であること
・ 75gOGTT、HbA1c 等糖尿病の評価に必要な検査が実施可能であること
・ 食事療法、運動療法及び薬物療法による血糖コントロールが可能であること
・ 低血糖時及びシックデイの対応が可能であること
・ 専門治療を行う医療機関及び急性・慢性合併症治療を行う医療機関と診療情
報や治療計画を共有するなどして連携していること
③ 医療機関の例
・ 病院又は診療所
(2) 血糖コントロール不可例の治療を行う機能【専門治療】
① 目標
・ 血糖コントロール指標を改善するために、教育入院等の集中的な治療を実施
すること
② 医療機関に求められる事項
次に掲げる事項を含め、該当する医療機関は診療ガイドラインに則した診療を
実施していることが求められる。
・ 75gOGTT、HbA1c 等糖尿病の評価に必要な検査が実施可能であること
・ 各専門職種のチームによる、食事療法、運動療法、薬物療法等を組み合わせ
た教育入院等の集中的な治療(心理問題を含む。)が実施可能であること
・ 糖尿病患者の妊娠に対応可能であること
・ 食事療法、運動療法を実施するための設備があること
・ 糖尿病の予防治療を行う医療機関及び急性・慢性合併症の治療を行う医療機
関と診療情報や治療計画を共有するなどして連携していること
③ 医療機関の例
・ 病院又は診療所
(3) 急性合併症の治療を行う機能【急性増悪時治療】
① 目標
・ 糖尿病昏睡等急性合併症の治療を実施すること
② 医療機関に求められる事項
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