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参考資料2:糖尿病等の生活習慣病対策の推進について(中間取りまとめ) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29231.html
出典情報 腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会(第2回 11/18)《厚生労働省》
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○国立高度専門医療センターのうち、国立国際医療センターは糖尿病に係る研究・診
療に中心的に取り組んでおり、国立循環器病センターは、脳卒中、急性心筋梗塞に
係る研究・診療に取り組んでいる。各地域における生活習慣病対策を支援するため
には、これらの国立高度専門医療センターが、生活習慣病の予防に関する研究等を
行っている独立行政法人国立健康・栄養研究所や、生活習慣病対策に携わる職員
等に対する研修や疫学研究を行っている国立保健医療科学院と密接な連携を確保し
つつ全体として、我が国の糖尿病等の生活習慣病対策の中核としての役割を担うこ
とが適当である。
○また、生活習慣病対策には、小児期からの対策も重要であることから、これらの機関
は、国立成育医療センターとも連携を図るとともに、小児の食事指導等の生活習慣病
対策は、家族を含め実施することが必須であり、国立成育医療センターがその固有
の機能を果たしていくうえでも、大人を対象とした各分野における専門機関との連携
は必要である。
○国は、これら国レベルの機関が相互に連携を図るとともに、都道府県、地域の専門医
療機関等とネットワークを構築して、「情報発信」、「予防方法、診断・治療方法の研究
開発」、「人材育成」の機能を発揮できるよう支援し、そのことを通じて各地域におい
て、個人の特徴に応じた予防・治療(テーラーメイド予防・治療)などの先駆的な予防
方法、診断・治療方法や、標準的な予防方法、診断・治療方法の普及・均てん化が図
れるような体制としていくことが望まれる。
○その際、これらの糖尿病等の生活習慣病対策の中枢機関が、それぞれの分野にお
ける研究を自ら行うとともに、国内外の様々な研究成果や臨床データを収集・分析す
ることも重要である。
○さらに、都道府県、市町村等は、糖尿病等の生活習慣病の有病者・予備群数等の減
少率等により、糖尿病等の生活習慣病対策の推進方策の有効性を評価することが
重要であり、国ではこうした地方公共団体の取組を支援するとともに、国全体としての
評価を行うことが必要である。
(2)情報発信