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参考資料2   医療費適正化計画の見直しについて(参考資料) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29184.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第158回 11/17)《厚生労働省》
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諸外国の予防・健康づくりのエビデンスレビュー(文献検索)



大規模実証事業(特定健診・保健指導)において、諸外国における予防・健康づくりに係るエビデ
ンスレビュー(文献検索)を実施。
USPSTF(米国予防医学専門委員会)のエビデンスレビューにより、高血圧・糖尿病・脂質異常
症・肥満に対するスクリーニング検査・生活指導介入の有益性が高いものとして推奨されているこ
とを確認。
健診項目
一般集団へのスクリーニング
高血圧
糖尿病
脂質異常症
肥満

ハイリスク集団へのスクリーニング

(健診項目以外の年齢・既往歴等の情報から対象者を決定する方法)

18歳以上の成人に高血圧のスクリーニングを推奨 【Grade A】

40歳以上あるいは高リスク集団には毎年のスクリーニングを推奨

肥満、妊娠糖尿病歴、家族歴などの情報を基にスクリーニング対象を選択
することを推奨
40-75歳の集団において5年ごとに心血管リスク因子をスクリーニングして、
スタチンの一次予防導入を推奨 【Grade B】
2012年のガイドはすべての成人に肥満のスクリーニングを行うことを推奨
【Grade B】

40~70歳の過体重または肥満の成人を対象に、心血管リスク評価の一環
として血糖異常のスクリーニングを行うことを推奨 【Grade B】
心血管リスクの高い集団にはスクリーニング間隔を狭めることを推奨

保健指導
スクリーニングに組み合わせられた生活指導
高血圧
糖尿病

脂質異常症
肥満

生活指導一般(参考)

生活習慣病一般に対する生活指導として言及
糖尿病患者に対して行動療法(健康的な食事と運動習慣の指導)を行
うことを推奨
血糖異常者に対して、健康的な食事と身体活動を促進するための集中的
な生活指導介入を推奨 【Grade B】
1つ以上の心血管リスク因子(脂質異常症、糖尿病、高血圧、喫煙な
ど)を有し、10年心血管リスクが10%以上である心血管疾患の既往歴の
ない成人に対して、心血管イベントの予防のために低用量から中用量のスタ
チンを使用することを推奨 【Grade B】

高血圧、脂質異常症、あるいは10年心血管リスクが7.5%を超える成人に
対して、健康的な食事と身体活動を促進するための行動カウンセリング介入
を提供または紹介することを推奨
【Grade B】

BMIが30以上の成人に対して、臨床医による集中的な行動療法による介
入を推奨 【Grade B】

※USPSTF(米国予防医学専門委員会)とは、エビデンスレベルに応じて、予防サービスの格付けを行う米国の学術組織。GradeはUSPSTFの推奨。Gradeは、推奨の度合
いを表し、5種類(A(有益性が非常に高いことが確定的)、B(有益性が中程度が確定的)、C(有益性が小さい・確実性は中程度)、D(有益性がない)、I(エビデ
ンスは不十分))ある

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