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医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の強化について(注意喚起)(令和4年11月10日) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/cyber-security.html
出典情報 医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の強化について(注意喚起)(11/10付 事務連絡)《厚生労働省》
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また、医療機関と医療機器製造販売業者の連携によって、医療機器に係る必要な
サイバーセキュリティ対応が円滑に行われるよう、下記のうち「医薬品、医療機器
等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(昭和 35 年法律第 145 号)に
関係する各種手続き(以下「薬事手続き」という。)について、改めて貴管下関係製
造販売業者等に周知方お願いする。



ランサムウェアについて
ランサムウェアはコンピュータに感染すると、コンピュータ内のデータを暗号
化、もしくはシステムをロックして使用不可の状態にし、元に戻すための身代金
(仮想通貨であることが多い。)を払うことを要求(脅迫)するコンピュータウイ
ルスである。



最近の攻撃の手口
最近は、次のような2つの攻撃手口が多く見られる。
(1)二重脅迫
暗号化したデータを復旧するための身代金要求に加え、暗号化する前にデー
タを窃取し、窃取したデータの一部をインターネットに公開してデータの所持
を誇示し、身代金を支払わなければ残りのデータを全て公開する、といった二重
脅迫の被害が確認されている。
(2)人手によるランサムウェア攻撃
従来のランサムウェアは、ランサムウェア本体がダウンロードされたコンピ
ュータ内の情報を暗号化したり、ランサムウェアを添付したメールを組織内に
ばらまいたりするような単純な感染拡大であったが、最近は攻撃者から遠隔で
コントロールされたランサムウェアが、組織内のネットワークを探索し、ドメイ
ンコントローラ(LAN 内にあるコンピュータや利用者アカウントなどを集中管理
するサーバ)やセキュリティパッチやソフトウェア等の配信サーバなどの重要
なサーバをランサムウェアの管理下に置き、それらから一斉に組織内の端末や
サーバ、特にバックアップサーバにランサムウェアを感染させるような攻撃が
確認されている。


ランサムウェア攻撃への対策
主な対策としては、次のようなものが挙げられる。
(1)組織のネットワークへの侵入対策