よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策(令和4年10月28日閣議決定) (29 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai1/keizaitaisaku/keizaitaisaku.html
出典情報 物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策(10/28)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

て、訓練後に非正規雇用を正規雇用に転換する企業や、賃上げを伴
う転職・労働移動の実現に向け、より高い賃金で新たに人を雇い入
れる企業への支援の拡充を行う。また、在職者のキャリアアップの
ための転職支援として、民間専門家に相談して、リスキリング・転
職までを一気通貫で支援する制度を新設する。さらに、地域金融機
関等による地域企業への人材マッチング等に取り組むほか、副業を
受け入れる企業への支援を新設する。
あわせて、働く人が自らの意思でリスキリングに取り組み、キャ
リアを形成していくことを支援する企業への助成率引上げなど、労
働者のリスキリングへの支援を強化する。
また、デジタル推進人材育成については、2026 年度末までに 230
万人育成することを目指して強化するほか、若手研究者・留学生等
への支援を拡充する。
さらに、リスキリングへの支援策の整備や年功賃金から日本に合
った形での職務給への移行など、企業間・産業間での労働移動円滑
化に向けた指針を来年6月までに取りまとめ、その実行のために必
要な政策を具体化するとともに、継続的な賃上げの促進に加え、人
材の育成・活性化を通じた賃上げの促進、賃金上昇を伴う円滑な労
働移動の支援及び雇用のセーフティネットの再整備にも一体的、継
続的に取り組むことで、変化に柔軟な対応力を持ち、個人の多様な
選択を支える労働市場を整備する。
これらの取組に併せて、雇用調整助成金については、
「構造的な
賃上げ」につながるリスキリングと労働移動の円滑化を実現するた
め、引き続き、令和4年 12 月以降、特例措置の段階的な縮減を図
ることとし、業況の厳しい企業に配慮しつつ、通常制度へ移行する
14

また、当面の雇用調整助成金の支給や、労働移動円滑化・人への
投資への支援の強化に万全を期すとともに、雇用情勢が悪化した場
13F

14

具体的には、雇用調整助成金について、①令和4年 10 月からの縮減に続き、②令和4年 12
月から、令和5年3月までの間、引き続き支給要件等の緩和を継続するとともに、③特に業況
が厳しい企業について、令和5年1月までの間、日額上限・助成率を通常制度よりも高くする
等の経過措置を講じ、三段階で縮減を図る。また、雇用保険被保険者ではない労働者への特例
的な対応として設けられている緊急雇用安定助成金等については、雇用調整助成金にあわせて
縮減を図りつつ、年度末まで継続する。
23