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参考資料3 救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループにおける意見のとりまとめ (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28786.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第16回 10/26)《厚生労働省》
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第 1 6 回 第 8 次 医 療 計 画
等 に 関 す る 検 討 会
令 和 4 年 1 0 月 2 6 日

救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループにおける意見のとりまとめ
令和4年 10 月 25 日
本ワーキンググループにおけるこれまでの議論を踏まえ、第8次医療計画に向けて、見直
しが必要と考えられる事項を中心に意見のとりまとめを行う。
(1)救急医療
(対応の方向性)
① 救急医療機関の役割
【救急医療機関の役割】
○ 高齢者の救急搬送が増加していく中で、初期救急医療機関は、主に独歩で来院する
自覚症状が軽い患者への夜間及び休日における外来診療を担い、第二次救急医療機関
は地域で発生する高齢者救急の初期診療と入院治療を主に担い、第三次救急医療機関
は重篤患者に対する高度な専門的医療を総合的に実施することを基本としつつ、複数
診療科の介入を要する症例や診断が難しい症例等、他の医療機関では治療の継続が困
難な救急患者の診療を担う。
○ 特に高齢者の患者が帰宅する際には、受診後に安心して生活できるよう、生活上の
留意点に関する指導や、必要な支援へのつなぎをすすめる。
【高度救命救急センター等の体制整備】
○ 高度救命救急センター等の地域の基幹となる救急医療機関は、平時から、重症外傷
等の特に高度で専門的な知識や技術を要する患者へ対応可能な医師・看護師等の人材
の育成・配置、院内の体制整備を行い、地域における重篤患者を集中的に受け入れる
役割を担う。また、厚生労働省が実施する外傷外科医等養成研修事業を活用して、テ
ロ災害発生時等における銃創や爆傷等にも対応ができる体制を構築する。
【下り搬送の促進】
○ 高次の医療機関からの下り搬送を促進する。具体的には、受け入れ先となる医療機
関と、患者を受け入れる際に必要な情報や受け入れ可能な時間帯、搬送方法等につい
てあらかじめ共有しておく。
○ 下り搬送を行う場合には、医療機関が所有する搬送用車両等の活用をすすめる。
【その他】
○ 患者ができるだけ救急外来を受診しなくても済むよう、引き続き地域におけるプラ
イマリケアをすすめるとともに、♯7119、♯8000 等による医療機関の受診や救急車
の要請に迷う場合の相談体制の整備、強化を推進する。

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参考
資料