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新型コロナウイルスワクチンの特例承認について プレスリリース (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28387.html
出典情報 新型コロナウイルスワクチンの特例承認について(10/5)《厚生労働省》
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9.1.3 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等
の基礎疾患を有する者
9.1.4 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹

(4)希釈前の液は白色の微粒子を含むことがある。希釈後に微粒子が
認められる場合には、使用しないこと。
(5)希釈後の液は10回接種分(1回0.2mL)を有する。デッドボリュー

等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
9.1.5 過去に痙攣の既往のある者
9.1.6 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者

ムの少ない注射針又は注射筒を使用した場合、10回分を採取するこ
とができる。標準的な注射針及び注射筒等を使用した場合、10回目
の接種分を採取できないことがある。1回0.2mLを採取できない場

[2.3、8.4、11.1.1参照]
9.2 腎機能障害を有する者
接種要注意者である。

合、残量は廃棄すること。
(6)希釈後の液は2~30℃で保存し、希釈後12時間以内に使用すること。
希釈後12時間以内に使用しなかった液は廃棄すること。

9.3 肝機能障害を有する者
接種要注意者である。
9.7 小児等

(7)希釈後保存の際には、室内照明による曝露を最小限に抑えること。
直射日光及び紫外線が当たらないようにすること。
14.2 薬剤接種時の注意
14.2.1 室温に戻した希釈後のバイアルから接種量0.2mLを取り、微
粒子や変色がないことを目視で確認すること。異常が認められる場

6ヵ月未満を対象とした臨床試験は実施していない。
11. 副反応
次の副反応があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常

合は使用しないこと。
14.2.2 通常、三角筋中央部又は大腿前外側部に、1歳未満は大腿前外
側部に筋肉内接種すること。臀部には接種しないこと1)。また、静

が認められた場合には適切な処置を行うこと。
11.1 重大な副反応
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)

脈内、皮内、皮下への接種も行わないこと。
14.2.3 組織・神経等への影響を避けるため下記の点に注意すること。
(1)針長は筋肉内接種に足る長さで、組織や血管あるいは骨に到達し

[2.3、8.4、9.1.6参照]
11.1.2 心筋炎、心膜炎(頻度不明)
[8.6、15.1.1、15.1.2参照]

ないよう、各被接種者に対して適切な針長を決定すること。
(2)神経走行部位を避けること。
(3)注射針を刺入したとき、激痛の訴えや血液の逆流がみられた場合

11.2 その他の副反応
5%以上

1%~5%未満

局 所 症 状 疼痛(47.0%)
(注射部位) a)、発赤・紅斑
(18.9%)a)、腫脹a)

1%未満
熱感

精神神経系 易刺激性
(68.4%)a)、
傾眠(41.3%)a)、
頭痛a)
消化器

呼吸器
関節痛a)

栄養補給障害

悪心

咳嗽、口腔咽頭痛

鼻閉

四肢痛

背部痛

皮膚

蕁麻疹、発疹、紅斑 多汗症、寝汗
性皮疹

血液

リンパ節症

免疫系

その他

は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
15.1.1 海外において、コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン
(SARS-CoV-2)接種後に心筋炎、心膜炎が報告されている。初回
免疫において報告された症例の多くは若年男性であり、特に2回目
接種後数日以内に発現している。また、大多数の症例で、入院によ
る安静臥床により症状が改善している2)。[8.6、11.1.2参照]
15.1.2 接種開始後の国内副反応疑い報告における心筋炎、心膜炎の
報告率と、国内の医療情報データベースを用いて算出した一般集団
から推測される心筋炎、心膜炎の発現率とを比較したところ、初回
免疫として本剤2回接種後の若年男性で頻度が高いことが示唆され
た3)。[8.6、11.1.2参照]
15.1.3 海外において、皮膚充填剤との関連性は不明であるが、皮膚
充填剤注入歴のある被接種者において、コロナウイルス修飾ウリジ
ンRNAワクチン(SARS-CoV-2)接種後に、皮膚充填剤注入部位

浮動性めまい、
嗜眠、不眠症、
顔面麻痺、錯感
覚、感覚鈍麻

食欲減退
(38.6%)
a)
、下痢(13.6%)
a)
、嘔吐a)

筋・骨格系 筋肉痛a)

頻度不明
そう痒感、内出
血、浮腫

過敏症(発疹、そ
う痒症、紅斑、蕁
麻疹、血管性浮
腫、顔面腫脹等)
疲労(44.8%)a)、
発熱(14.4%)a)、
悪寒a)

腋窩痛、疼痛、
倦怠感、無力症、
インフルエンザ
様症状

周辺の腫脹(特に顔面腫脹)が報告されている。
17. 臨床成績
17.1 有効性及び安全性に関する試験

a)臨床試験において電子日誌により収集した副反応の発現割合
注)各年齢層で収集した事象について、年齢層別(6ヵ月~1歳及び2~4歳)に発現割合を
算出し、両年齢層で共通の事象についてはより高い値となった結果を記載した。

17.1.1 海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591007試験)第Ⅱ/Ⅲ相パート
SARS-CoV-2ワクチン未接種の6ヵ月~4歳の小児参加者を対象に、本剤3µg
を19~23日間隔で2回接種し、2回目接種後少なくとも60日間隔で3回目接種

14. 適用上の注意

したときの免疫原性及び安全性を検討することを目的として、プラセボ対照

14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 解凍方法
(1)冷蔵庫(2~8℃)又は室温で解凍すること。

無作為化多施設共同試験を実施した。
(1)6~23ヵ月の小児参加者
本試験における6~23ヵ月群(本剤3µg)のSARS-CoV-2感染歴がない82例及び海

(2)解凍の際は、室内照明による曝露を最小限に抑えること。直射日
光及び紫外線が当たらないようにすること。
14.1.2 解凍後の保存管理

外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001試験)における16~25歳群(本剤30µg)
(17.1.2
項参照)のSARS-CoV-2感染歴がない170例を対象に、本剤3回目接種後1ヵ月の
SARS-CoV-2血清中和抗体価及び抗体応答率を評価した結果、表1及び表2のとお
り本試験における6~23ヵ月群
(本剤3µg)
の海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験
(C4591001試験)

(1)解凍後は再冷凍せず、有効期間内に使用すること。
(2)冷蔵庫(2~8℃)で解凍する場合は、2~8℃で10週間保存するこ
とができる。

における16~25歳群(本剤30µg)
に対する免疫ブリッジングの成功基準を満たした4)。
表1 6~23ヵ月群の16~25歳群に対するSARS-CoV-2血清中和抗体価(50%中和
抗体価)の幾何平均比

(3)室温で解凍する場合は、解凍開始から24時間以内(一度針を刺し
た後の時間を含む)に使用すること。
14.1.3 希釈方法

6~23ヵ月群(本剤3µg)
GMT
測定例数 [両側95%信頼区間]a)
(3回目接種後1ヵ月)

(1)希釈前に室温に戻しておくこと。
(2)本剤は保存料を含まないため、操作にあたっては雑菌が迷入しな
いよう注意すること。
(3)本剤のバイアルに日局生理食塩液2.2mLを加え、白色の均一な液

82

1406.5
[1211.3, 1633.1]

16~25歳群(本剤30µg)

GMR
GMT
[両側95%信頼
測定例数 [両側95%信頼区間]a)
区間]b)
(2回目接種後1ヵ月)
170

1180.0
[1066.6, 1305.4]

1.19
[1.00, 1.42]

GMR:幾何平均比、GMT:幾何平均抗体価
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
b)免疫ブリッジングの成功基準:GMR(6~23ヵ月/16~25歳)の両側95%信頼区間下限
>0.67及びGMR点推定値≥0.8

になるまでゆっくりと転倒混和すること。振り混ぜないこと。

2