よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


07参考資料1-1 組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(9価HPV ワクチン )について(第19回ワクチン評価に関する小委員会資料1-1) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

9価定期接種化について検討を要する残りの論点②「接種回数について」
○2回接種の海外の導入状況はどうか。
○9価HPVワクチンの2回接種の有効性について、一定程度明らかになっていると考えられるか。
海外の導入状況(ファクトシートより)

WHOの提言に基づき、2回接種スケジュールを導入している国が多い(ファクトシート文献131)
(各国のHPVワクチンの国の予防接種スケジュールへの導入状況)
○2019年12月31日時点(2020年10月1日報告)でNIP導入済みの国(107カ国)のうち、2回接種は96カ国、1回接種が6カ国、3回
接種が4カ国、その他1カ国だった。(ファクトシート文献152, 155-156)
○2回接種を導入している国のうち、15歳以上には3回接種を推奨している国もある(ドイツ、フランス、米国)。
(ファクトシート文献154, 157, 161, 164-166, 171-174)

HPVワクチンの2回接種の有効性の評価(ファクトシートより)
海外での臨床試験(p.34~38)
(2回接種した9-14歳の女児と、3回接種した15-26歳の女性の幾何平均抗体価の比較・検討)
○幾何平均抗体価は同等かそれ以上であった。(ファクトシート文献80-83)
→これに基づきWHOの提言(ファクトシート文献79)が出され、2014年から2回接種スケジュールが各国で承認・実施されている。


初回接種時に15歳以上の場合は、3回接種が推奨されている。(ファクトシート文献79)

(北米・ヨーロッパを中心に、ワクチンの接種回数を3回→2回に減らした場合の、9価HPVワクチンの免疫原性)
○最後のワクチン接種から4週後の血清抗体価を比較すると、2回接種された9-14歳の男女のGMTは、3回接種された16-26歳の女性に
比べて同等又はそれ以上であった。(ファクトシート文献91)

(女児(9-14歳)を対象とした3つの無作為化臨床試験のメタ解析結果)
○2価または4価HPVワクチンを最初に接種してから7ヶ月の時点で2回接種と3回接種で抗体価に差がなかった。
(ファクトシート文献81-82, 84-85)

(4価HPVワクチンを接種した約70万人を対象としたデンマーク・スウェーデンのコホート研究)
○13-19歳の女性に5ヶ月以上の間隔をあけて2回接種した場合、3回接種と比較してCIN2以上の病変を発症するリスクに差がなかった。
(ファクトシート文献88)

12