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03資料1-1 組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(9価HPVワクチン)について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
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ワクチン評価に関する小委員会での議論と結論②
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会 資料
「9価HPVワクチンの定期接種化に係る技術的な課題についての議論のまとめ 」より

定期接種として位置付けた場合に検討を要する論点

接種対象者

・従来の定期接種である2価・4価ワクチンの対象年齢(小学校6年生から高校1年生相当)お
よび、キャッチアップ接種の対象年齢(平成9年度から平成17年度生まれ)を考慮した上で、総
合的に9価ワクチンの対象年齢の検討を行う必要がある。
・海外では主に、9歳から14歳に対して2回接種を行われている。
・技術的な観点からは、現在の定期接種の対象(小学校6年生から高校1年生相当の学年の女
子)から9歳程度に引き下げたり、26歳程度に引き上げたりしても、特段の懸念はない。

接種回数

・国内では3回接種のワクチンとして製造販売承認されているが、海外では2回接種が広く実施
されている(9歳から14歳)。
・3回接種と比較した2回接種の有効性については、主に海外の研究で明らかになっている。
・仮に、製造販売承認を経た上で2回接種が導入されても、技術的な観点から特段の懸念はない。
その際、対象者の年齢については、承認事項および海外の知見を踏まえて検討する必要がある。

定期接種に用いる
ワクチンの種類

・定期接種においては、技術的な観点からは、安全性が同等で、有効性や費用対効果が優れてい
るとされる9価を使用することが望ましいが、HPVワクチンの国内での製造販売承認の状況や
国外も含めた使用状況を考慮する必要があるため、9価ワクチンを定期接種として位置付けた場
合でも、当面の間は2価、4価ワクチンも引き続き使用可能とすることがのぞましい。

小委員会での結論

技術的な観点のみならず、予防接種制度全体の状況も勘案しながら、総合的な判断が必要
である。

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