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03資料1-1 組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(9価HPVワクチン)について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
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ワクチン評価に関する小委員会での議論と結論①
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会 資料
「9価HPVワクチンの定期接種化に係る技術的な課題についての議論のまとめ 」より

定期接種化の是非について検討を要する論点と議論の結果
接種の目的

子宮頸がん及びその前がん病変の罹患率の減少、子宮頸がんの死亡率
の減少が接種の目的となる。

日本の女性の罹患率は20歳代で最多、30歳代で2番目に多い。年齢調
疾病負荷の大きさ
(疾病の蔓延状況、重症度) 整罹患率・死亡率は、諸外国が減少している中、日本は高い水準にあ
る。
国民の免疫の保有状況

免疫誘導による抗体価の自然上昇は期待できず、HPV感染者の血清中
の抗HPV抗体価は一般的に低い。年齢別においてワクチン接種緊急促
進事業の調査対象年齢以外の抗体保有率は低い。

ワクチンの有効性

9価HPVワクチンは4価と比較して4価に含まれる遺伝子型に対する
免疫原性は非劣性で、4価でカバーできないハイリスクの遺伝子型に
対しても有効であった。

ワクチンの安全性

9価HPVワクチンの安全性は一定程度明らかになっている。4価と比較
し接種部位の症状の発現は多いが、全身症状は同程度である。

費用対効果

9価HPVワクチンは、4価と比較して費用対効果に優れている。

小委員会での結論

9価HPVワクチンを予防接種法の対象として追加することに、技術的観点からは問題な
いと考えられる 。

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