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参考資料 実践事例集(PDF:2,100K (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》
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4.高校生を対象にした公民科以外の教科等での実践例

(2)兵庫県立
対象学年

尼崎小田高等学校

高等学校第3学年
(普通科看護医療・健康類型、「看護医療総合」選択者)
学校設定教科「健康」における学校設定科目「看護医療総合」
(5

教科等

時限の授業を3回に分けて実施しており、本資料では被害者の
講演を含む第2、3時限の授業について記載。)
薬の正しい知識―薬のベネフィットとリスクを学ぶ/薬害根絶
に向けて、薬害の歴史と現状を学ぶ/薬害被害者の家族からの
話を聞き、本人や家族の思いを知る/薬害が繰り返される原因

学習の目的

とどうすれば薬害を根絶することができるのかを学ぶ/将来、
看護師を含め医療職に就こうと考えている生徒にとって、自分
に何ができるのかを考える/医療職に就いた時に医療職として
何ができるのかを考える

授業の流れ
(1)上野秀雄氏(MMR被害児を救援する会)講演①
○MMRワクチンの副反応の多さが報道されていた中、親としては接種を希
望していなかったが、医師の強い勧めもあり、結果として接種することと
なり、被害を受けてしまった。
○被害認定を受けた人は 1041 人と多く、死亡例も存在する。
○複数のメーカーがワクチンを作成していたが、そのうちの一つの会社が承
認を得ていた方法と異なる方法で製造していて、それが多くの被害者を出
した原因の一つと考えている。
○多くの副作用が判明していた中で、情報が迅速に公表されなかったり、
国・企業の対策が早期に取られなかったりした、という問題があると考え
ている。
(2)グループディスカッション(4~5人で1グループ)
薬害発生防止のために、国、企業、医師・医療機関、国民のそれぞれが考
えなければならないことについて話し合い、生徒から以下のとおり発表。
①国
「情報公表」:正しいデータを公開して国民に伝える/情報を正しく公開す
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