よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料4特定行為研修制度の推進について (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27492.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師特定行為・研修部会(第29回 8/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

特定行為研修修了者配置による医師の労働時間への影響
(研究方法)
デザイン:後ろ向き調査及び研修修了者へのヒアリング
調査項目:出退勤時刻に基づいた医師の年間勤務時間
調査期間:特定行為研修修了者配置前 2016年度
特定行為研修修了者配置後 2017年・2018年度
調査施設:特定機能病院(500床以上)
修了者の配置:心臓血管外科に2名の
特定行為研修修了者(21区分修了)を配置

(研究結果)
特定行為研修修了者の配置前と比べ、
配置後に医師の年間平均勤務時間が有意に短縮
配置前
医師一人あたりの
年間平均勤務時間

2390.7時間
(SD:321.2)

配置後
1944.9時間
(SD:623.2)

P値
0.008

◆病棟管理を主とし、それまで医師が実施していた外来との調整
や入院のベッドコントロールを実施
◆医師不在時は、病棟看護師からの相談・報告を受けて、医師の
包括指示の範囲内で対処
◆修了者2名で、1か月間で28の特定行為を計281件実施
<実施内容>
術前の患者管理(検査・他科依頼・麻酔科外来)、心臓血管外科外
来、病棟回診・処置の介助、Nsと修了者との合同カンファレンス、
ICUでの術後管理(人工呼吸器管理など)、CV抜去やPICC挿入、輸
液量の調整など
【出典】 令和元年度厚生労働科学研究費補助金 看護師の特定行為の修了者の活用に際しての方策に関する研究 研究代表者 真田弘美

令和元年11月20日

参考資料1-2

<ヒアリング前1か月間で実施した特定行為>
特定行為
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整
侵襲的陽圧換気の設定の変更
非侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整

実施件数

20

10

人工呼吸器からの離脱



気管カニューレの交換



一時的ペースメーカの操作及び管理

11

一時的ペースメーカリードの抜去



経皮的心肺補助装置の操作及び管理



大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整



心囊ドレーンの抜去

11

低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更

11

胸腔ドレーンの抜去

12

中心静脈カテーテルの抜去

11

末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入



褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去



創傷に対する陰圧閉鎖療法

研修修了者の活動内容

第3回医師の働き方改革を進めるための
タスク・シフト/シェアの推進に関する検討会

創部ドレーンの抜去
直接動脈穿刺法による採血
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
脱水症状に対する輸液による補正

18

23

20

感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与



インスリンの投与量の調整



持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整

20

持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整

13

持続点滴中の降圧剤の投与量の調整

22

持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整

10

持続点滴中の利尿剤の投与量の調整



21