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参考資料4 第8次医療計画に向けて(周産期医療)(参考人資料) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27077.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第11回 7/27)《厚生労働省》
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周産期医療と医療的ケア児
・退院後も引き続き医療的ケアが必要な児(以下「医療的ケア児」とする)となる可能性が高いNICU長期入院児は一定数存在し、
これらの児に対して適切に退院支援を行うことは円滑な在宅医療への移行において重要である。NICUを退院する児について、退
院支援や在宅医療・保健福祉サービスとの連携を行うNICU入院児支援コーディネーターの配置や長期入院児の退院に向けた準備
を行うための病床を設置する等により、医療的ケア児に対する支援が行われている。
・周産期医療の体制構築に係る指針では、総合周産期母子医療センターは、面会や母乳保育を行うための設備を備えることが望まし
いとされ、長期間入院する新生児と家族の愛着形成を促すことについては記載されているものの、「医療的ケア児」としての記載
はない。

長野県の取組(地域療育支援施設運営事業の活用)

NICU入院児支援コーディネーターの配置状況
地域周産期母子医療センター

総合周産期母子医療センター

3.4%

7.1%
27.7%
48.2%

45%に
配置

6.8%
6.3%

83.5%

17.0%

N = 206

N = 112
NICU専任のNICU入院児支援コーディネーターがいる

NICU専任のNICU入院児支援コーディネーターがいる

医療機関にNICU入院児支援コーディネーターがいる

医療機関にNICU入院児支援コーディネーターがいる

なし

なし

不明

不明

配置していない理由(都道府県回答)
・医師により、長期入院児の在宅等への移行調整が行われている。
・院内の医療連携室などの部署で実施している。
・ソーシャルワーカー等が必要に応じて、在宅移行を支援している。
・現時点では議論が尽くされていない。
・コーディネーターを必要とする長期入院児数が少ない。





長野県立こども病院に在宅支援病床16床を設置
人工呼吸療法等により長期にわたり医療的ケアを要する
児と家族を支援し、在宅医療を目指す
主な役割
・在宅移行に向けた準備
・在宅維持支援(レスパイトの受入)
・長期入院患者のQOLを高める
・長期入院患者と家族の愛着関係の促進

・ファミリーケ
アルームを併

・子どもと家族
の生活の調整
・家での生活イ
メージを広げ


周産期医療関連施設は、NICU長期入院児等が自宅に退院する前に、当該施設の小児一般病棟や地域の小児医療施設への移動の
段階を経ることにより、自宅退院後に家族が在宅ケアをおこなうための手技習得や環境整備をする期間を設けることで、医療的
ケア児の生活の場における療養・療育への円滑な移行を支援する体制を整えることとしてはどうか。
地域の医療機関は、レスパイトの受入れ等により、在宅において療養・療育を行っている児の家族に対する支援を実施すること
としてはどうか。

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