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参考資料4 第8次医療計画に向けて(周産期医療)(参考人資料) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27077.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第11回 7/27)《厚生労働省》
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周産期医療の現状と課題②
④メンタルヘルスケアの重要性増加

・妊産婦死亡は、2010年には産科的危機的出血によるものが3割程
度を占めていたが、近年は10%程度まで減少している。

妊産婦死亡の原因別頻度の推移(割合)

・自殺によるものの割合が増加している。
・メンタルヘルス介入が必要な妊産婦は4%程度。(全数換算で3万人程度)
・周産期母子医療センターにおいても、常時妊産婦の精神疾患に対応で
きる医療機関は4割以下である。

自施設内で合併症に対し24時間対応可能である
周産期母子医療センターの割合(%)

脳血管疾患
脳血管
手術

75.6

脳血管内
治療

73.1

令和3年度周産期医療体制調査

日本産婦人科医会

妊産婦死亡症例検討評価委員会令和3年9月「母体安全への提言2020」

分娩数 要介入数

頻度
(%)

病院

338

20385

1108

5.4

診療


735

18510

443

2.4

合計

1073

38895

1551

4.0

心臓カテーテル
検査・治療

79.9

心臓血管
手術

外傷

64.8

78

精神
疾患

37

精神疾患は常時自施設内で対応できる
施設が少ない

流産、死産等を経験した女性やその家族に対しての相談窓口の設置

施設ごとの分娩数とメンタルヘルス介入必要割合
回答施設


心血管疾患

流産、死産後の
メンタルケアは重要

平成28-30年度厚労科学研究「ハイリスク妊婦の把握と保健・医療の連携
による妊娠期からの切れ目ない支援の構築のための研究 」(光田信明)

都道府県:100%、市町村:85.9%
令和3年子ども・子育て支援推進調査研究事業「子どもを亡くした家族への
グリーフケアに関する調査研究」

 妊産婦の死亡原因として自殺が増加傾向であることか
ら、周産期母子医療センターにおいては、当該施設が
精神科を有さない場合は連携して対応する協力医療施
設を定め、精神疾患を合併する妊産婦についても対応
可能な体制を整えることが必要ではないか。
 流産、死産等を経験した女性等への支援について、地
域で共有し、医療機関への周知を行う等により適切に
提供できるようにするべきではないか。

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