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参考資料1 岡村班 総合研究報告書_2019~2021 抜粋 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26370.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会 健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関するワーキング・グループ(第3回 6/22)《厚生労働省》
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群でオッズ比が高かった(OR: 4.79, 95%CI:

査の検査成績を比較した。指先採血検査の

2.87-8.01)
。さらに性別の VFA の四分位間

比較は、採血データが取得できなかった 9

で、シシタチン C を用いて算出した

名、
および 2018〜2019 年の実施した追跡調

eGFRcys を従属変数として共分散分析を行

査(前回調査)による血液データが取得で

い eGFRcys の調整平均を算出した。その結

きなかった 9 名を除外した 58 名とした。1

果、共変量を調整しても VFA の高値と

年以上間隔が空いているものの、いずれの

eGFRcys の低値が有意な関連を示した

検査値でも相関は高く、
0.8 以上の相関を示

(p≤0.042)


した項目は、HbA1c、総コレステロール、

④ 指先採血の応用

HDL コレステロール、LDL コレステロー

ア.通常採血との同時実施による精度評価

ル、尿酸、血清クレアチニンであった。指

指先採血キットとして、DEMECAL メタ

先採血は、1〜2 年前の測定結果とも相関

ボリックシンドローム&生活習慣病セルフ

が認められたことから、来所による健診が

チェック(リージャー社)を用いた。2020

困難な場合の経過観察に活用できる可能性

年 10 月 8~9 日に行われた X 社の定期健

が示唆された。

康診断で被験者を募集した。しかし同日採

ウ.健康診断後の事後指導・保健指導にお

血で検査項目も同じなのでメリットを感

ける指先採血キット導入(研究協力者:岡

じない、新型コロナウイルスの影響で在社

山大学公衆衛生学:神田秀幸教授)

時間をなるべく短くしたいなどの影響が

島根県益田市スマート・ヘルスケア推進

あり、研究参加への同意を得るのが非常に

事業参加者194人を対象として、
セルフモニ

困難であった。結局、健診受診者 242 名中

タリングの一環として指先採血キットの利

研究参加に同意したのは 21 名(8.7%)に

用を呼びかけた。案内配布者のうち約半数

とどまった。最終的に健診と同日に採血可

が指先採血キットの申込みを行い、自宅実

能だった 17 名の指先採血と定期健診の通

施が過半数であった(残りは事業本部等で

常採血での検査結果を比較したところ、空

専門職のガイダンス下で実施)。今回は、

腹時血糖を除けば非常に高い相関を認め

結果返却者のうち約4割が診療情報提供書

た。

発行対象となり、もともと健康管理の必要

イ.在宅健診ツールとしての活用

性を感じて居た者の参加率が高いことが示

COVID-19 流行下における在宅健診ツー

唆された。また、およそ8%に検体採取エ

ルとして、指先採血と家庭血圧計を組み合

ラーがみられた。地域一般住民に指先採血

わせた「在宅健診セット」を設定して、そ

キットを導入する際には、
一般市民向けに、

の応諾率や実施状況について検証した。も

手順の十分な理解を促し、検査に必要な血

ともと来所による検診を案内する予定だっ

液量の採取のポイントを示すことが必要で

た対象者計 353 名(男性 93 名、女性 260

あることが考えられた。また、検体採取エ

名)のうち、在宅検診キットを希望したの

ラーがある程度の頻度で発生することを念

は 76 名
(男性 12 名、
女性 64 名)
であった。

頭におく必要がある。こうした点に注意し

この対象者の過去の血液検査成績と在宅検

ながら利用すれば、指先採血は事後指導等

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