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資料3-8 舘田先生提出資料 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第87回 6/8)《厚生労働省》
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“効果的かつ負担の少ない”医療・介護場面における感染対策

阿南、今村、岡部、太田、釜萢、高山、舘田
中島、前田、吉田、和田、脇田、尾身

1. 今なぜ “効果的かつ負担の少ない”医療・介護場面における感染対策が必要なのか。
・オミクロン変異株の蔓延に加え、ワクチンや治療薬の導入により、新型コロナウイ
ルス感染症(COVID-19)患者が重症化する頻度は減少傾向にある。
・一方、感染者および濃厚接触者の爆発的な増加に伴い、医療現場や介護現場に障害
が発生する事態が生じている。
・本症の感染リスクや感染対策に関する知見が蓄積される中で、効果的かつ負担の少
ない施設内感染対策を実施できる状況が整いつつある。
・ここに示す“効果的かつ負担の少ない”医療・介護場面における感染対策は現時点の
知見・経験にもとづく対策の1例である。今後報告されてくるエビデンスをもとにさ
らに改定を重ねていく必要がある。
・施設ごとのこれまでの対応を原則としながら、それぞれの施設の実情に合わせた
“効果的かつ負担の少ない”感染対策を考えていく。本提言はその方向性を示すもので
あり、無理をして対策の緩和や変更を急ぐべきではない(表1)。

2. 病院・介護施設における感染対策
・ 標準予防策を前提としながら、接触・飛沫・エアロゾル感染対策および空間の分離
を考慮する(表 2)。接触感染による伝播は、当初考えられていたよりは低いという報
告がある。
・ 効果的な感染伝播の阻止には、①換 気、②距 離、③時 間、④マスクの視点での
感染対策の徹底が求められる。
・ 日本環境感染学会が発表している医療機関における新型コロナウイルス感染症への
対応ガイド「COVID-19 確定例への対応」を基本としながら、それぞれの施設において
負担の少ない感染対策の実践を考えていく。

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