よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-1 健康診査・保健指導における健診項目等の必要性、妥当性の検証、及び地域における健診実施体制の検討のための研究 研究班のまとめ(岡村構成員提出資料) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25962.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会 健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関するワーキング・グループ(第2回 5/31)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

国内の脳・心血管疾患発症・死亡予測のための発症予測ツールの一覧(2020年3月)
コホート名

リスク評価期間

評価に用いている危険因子

アウトカム(予測対象となるイベント)

10年

(性別のテーブル)、年齢、喫煙、収縮期血圧、随時血糖、冠動脈疾患
はこれに加えて総コレステロール

冠動脈疾患死亡、脳卒中死亡、全脳・心血管疾患死亡が別々
のチャートで示されている

久山町

10年

性別、年齢、収縮期血圧(120から20刻みの5区分)、LDLコレステロー
ル、HDLコレステロール、糖尿病、喫煙

冠動脈疾患(心筋梗塞、心突然死、冠血行再建術)の発症、脳卒
中の発症

JMSコホート(心筋梗塞)

10年

(性別のテーブル)、年齢、総コレステロール、収縮期血圧、喫煙(男性
のみ)、糖尿病(女性のみ)

心筋梗塞の発症

JMSコホート(脳卒中)

10年

(性別のテーブル)、年齢、収縮期血圧、喫煙、糖尿病

脳卒中の発症

JALS-ECC

5年

性別、年齢、総コレステロール(またはNon-HDLコレステロール)、HDL
コレステロール、高血圧(グレード1と2)、喫煙、糖尿病

心筋梗塞の発症

5~15年

性別、年齢、体重、収縮期血圧。HDLコレステロール、トリグリセライド、
AST、血糖値(治療状況含む)、採血条件、喫煙、飲酒

死因別死亡(脳卒中、がん、虚血性心疾患、全循環器疾患、総
死亡)

10年

年齢、性別、喫煙(男女別にスコア化)、BMI(25~30、30以上)、血圧
(降圧薬服用の有無別にスコア化、区分は日本高血圧学会基準を採
用)、糖尿病
年齢、性別、喫煙、糖尿病、血圧区分(区分は日本高血圧学会基準を
採用、ただしII度高血圧以上は1区分)、総コレステロールまたはLDLコ
レステロール、HDLコレステロール、CKD

脳卒中の発症

年齢(対数値)、性別、喫煙、降圧薬服用の有無、糖尿病の有無、収縮
期血圧(対数値)、HDLコレステロール(対数値)、non-HDLコレステロー
ル(対数値、冠動脈疾患のみに使用)
(全病型で共通)年齢、性別、喫煙、糖尿病、降圧剤服用有無別の血圧
区分(区分は日本高血圧学会2014の基準)。心筋梗塞はこれに加えて
HDLコレステロールとNon-HDLコレステロール、心筋梗塞+脳卒中の
複合アウトカムの場合はHDLLコレステロール、全脳・心血管疾患死亡
の場合は、HDLコレステロール、eGFR、BMIが予測指標として加わる(た
だしBMIは負の関連)。心房細動を含めたモデルもあり(すべての病型と
正の関連)

冠動脈疾患(心筋梗塞+心突然死)または脳梗塞の発症

NIPPONDATA80

J動脈硬化学会ガイドライン2012

1)

茨城県コホート
JPHC

吹田研究

J動脈硬化学会ガイドライン2017

10年
2)

JPHC(コホートII)

10年

JALS

5年と10年

J高血圧学会ガイドライン2019

3)

冠動脈疾患(心筋梗塞、心突然死、冠血行再建術)の発症

心筋梗塞、脳卒中の発症、全脳・心血管疾患死亡

(ガイドラインで用いられているスコア)
1) NIPPON DATA80 Research Group. Circ J 70: 1249-55, 2006
2) Nishimura K, Okamura T, Watanabe M, et al. J Atheroscler Thromb. 2014; 21: 784-98.
3) Harada A, Ueshima H, Kinoshita Y, et al. Hypertens Res 2019; 42: 567-579.

7