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参考資料8 母子保健に関する近年の制度改正等 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25683.html
出典情報 母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会(第1回 5/27)《厚生労働省》
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「妊産婦のための食生活指針」改定の概要


背 景

○ 「妊産婦のための食生活指針」は、妊娠期及び授乳期における望ましい食生活の実現に向けて、平成18年2月に「『健やか親子2
1』推進検討会」で策定された。指針においては、何をどれだけ食べたらよいかをわかりやすくイラストで示した妊産婦のための食事バラン
スガイドや、妊娠期における望ましい体重増加量等を示している。
○ 策定から約15年が経過し、健康や栄養・食生活に関する課題を含む、妊産婦を取り巻く社会状況等が変化していることから、令和元
年度の調査研究事業*の報告等を踏まえ、厚生労働省において指針の改定を行った。
*令和元(2019)年度「妊産婦のための食生活指針の改定案作成および普及啓発に関する調査研究」(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所)

改定の内容

○ 妊娠、出産、授乳等に当たっては、妊娠前からの健康なからだづくりや適切な食習慣の形成が重要である。このため、改定後の指針の
対象には妊娠前の女性も含むこととし、名称を「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」とした。

○ 改定後の指針は、妊娠前からの健康づくりや妊産婦に必要とされる食事内容とともに、妊産婦の生活全般、からだや心の健康にも配
慮した、10項目から構成する。
○ 妊娠期における望ましい体重増加量については、「妊娠中の体重増加指導の目安」(令和3年3月8日日本産科婦人科学会)を
参考として提示する。
妊娠中の体重増加指導の目安*

妊娠前の体格*


BMI

体重増加量指導の目安

(参考) 改定前

低体重

18.5未満

12~15㎏

9~12㎏
7~12㎏

普通体重

18.5以上25.0未満

10~13㎏

肥満
(1度)

25.0以上30未満

7~10㎏

30以上

個別対応

肥満
(2度以上)

(上限5㎏までが目安)

個別対応
(上限5㎏までが目安)

*

「増加量を厳格に指導する根拠は必
ずしも十分ではないと認識し,個人差
を考慮したゆるやかな指導を心がける.
」産婦人科診療ガイドライン編 2020
CQ 010より

* * 体格分類は日本肥満学会の肥満
度分類に準じた。

*関係資料はこちらに掲載しています → https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/ninpu-02.html

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