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参考資料8 母子保健に関する近年の制度改正等 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25683.html
出典情報 母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会(第1回 5/27)《厚生労働省》
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「授乳・離乳の支援ガイド」 について(平成31年3月改定)


1.背 景

○ 本ガイドについては、授乳及び離乳の望ましい支援の在り方について、妊産婦や子どもに関わる保健医療従事者を対象に、所属
する施設や専門領域が異なっても、基本的事項を共有し一貫した支援を進めるために、平成19年3月に作成。
○ 本ガイドの作成から約10年が経過するなかで、科学的知見の集積、育児環境や就業状況の変化、母子保健施策の充実等、
授乳及び離乳を取り巻く社会環境等の変化がみられたことから、有識者による研究会を開催し、本ガイドの内容の検証及び改定
を検討。
2.ガイドの基本的な考え方

3.改定の主なポイント

(1) 授乳及び離乳を通じた育児支援
の視点を重視。親子の個別性を
尊重するとともに、近年ではイン
ターネット等の様々な情報がある中
で、慣れない授乳及び離乳におい
て生じる不安やトラブルに対し、母
親等の気持ちや感情を受けとめ、
寄り添いを重視した支援の促進。

(1)授乳・離乳を取り巻く最新の科学的知見等を踏まえた適切な支援の充実

(2) 妊産婦や子どもに関わる多機
関、多職種の保健医療従事者※
が授乳及び離乳に関する基本的
事項を共有し、妊娠中から離乳の
完了に至るまで、支援内容が異な
ることのないよう一貫した支援を推
進。

(3)食物アレルギー予防に関する支援の充実

※医療機関、助産所、保健センター等の医
師、助産師、保健師、管理栄養士等

食物アレルギーの予防や母乳の利点等の乳幼児の栄養管理等に関する最新の知見
を踏まえた支援の在り方や、新たに流通する乳児用液体ミルクに関する情報の記載。
(2)授乳開始から授乳リズムの確立時期の支援内容の充実
母親の不安に寄り添いつつ、母子の個別性に応じた支援により、授乳リズムを確立で
きるよう、子育て世代包括支援センター等を活用した継続的な支援や情報提供の記
載。
従来のガイドでは参考として記載していたものを、近年の食物アレルギー児の増加や科
学的知見等を踏まえ、アレルゲンとなりうる食品の適切な摂取時期の提示や、医師の診
断に基づいた授乳及び離乳の支援について新たな項目として記載。

(4)妊娠期からの授乳・離乳等に関する情報提供の在り方
妊婦健康診査や両親学級、3~4か月健康診査等の母子保健事業等を活用し、
授乳方法や離乳開始時期等、妊娠から離乳完了までの各時期に必要な情報を記
載。

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