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資料1 母子健康手帳、母子保健情報等に関する資料 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25683.html
出典情報 母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会(第1回 5/27)《厚生労働省》
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令和3年度母子健康手帳等に関する意見を聴く会について
概要
○ 母子をめぐる状況が変化する中、母子保健の利用者のニーズを把握する機会が限られていた。
○ 母子健康手帳の運用のあり方、父親や家族、地域との関わりを踏まえた母子健康手帳の名称、今後の妊産婦健診や
乳幼児健診、母子保健の目指す方向性等について、利用者や支援者の立場からのヒアリングを実施し、今後の検討
に向けての意見をまとめた。
今後に向けた論点
(1) 母子健康手帳の名称について
母子健康手帳という名称を引き続き用いるという意見が多かったが、父親の育児参加の重要性や多様な家族形態がある
中でどのような名称とすることが良いか検討する必要がある 。
(2) 母子健康手帳の電子化について
紙だけではなく電子的な母子健康手帳の併用を求める意見が多かった。社会のデジタル化が進む中で 、 母子健康手帳に
ついて電子化の意義や電子化すべき内容、紙で残すべき内容、電子化の方法 等 について検討する必要がある。
(3) 母子健康手帳の内容について
母子健康手帳の内容については、QRコード等を活用し、最新情報や正確な情報にアクセスできる ことが望ましく、 父親や
家族の参画を促すような仕組みや、地域の支援サービスとの連携が可能となる仕組みを盛り込むことが必要である。また、
母子健康手帳の活用方法を両親学級等で伝える等、 活用を促す工夫も重要である。
(4)多様性への対応について
多胎児、低出生体重児、障害のある子ども 、外国人家庭等多様なニーズに対応する母子保健施策が求められる中で、 母
子健康手帳 を含めた情報発信の多様化が必要である 。
(5) 乳幼児健診や妊産婦健診等 のあり方について
乳幼児健診や妊産婦健診は、 身体的な側面 だけでなく 母親の不安を取り除くような相談の機会の充実、 多様な家庭に配
慮した 受診方法や時間などへの配慮が重要である。また、 家族支援に向けた 健診内容や受診方法等について 検討が必要
である 。産後うつの予防や虐待防止等の観点からも、両親学級の内容の充実(パートナーシップ、働き方、チーム子育て等)
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や受講がしやすくなるような 工夫が重要である。