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【資料4】全国個室ユニット型施設推進協議会[4.0MB] (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75980.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第266回 9/14)《厚生労働省》
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5.2.2 生きがい 【事例】

ユニットリーダー研修テキスト(厚労省作成)より抜粋

• 在宅から施設に入居したが、やることもなく毎日の生活に張りを失っていた入居者がいました。
• ユニット職員とのふとした会話から絵を描くことに興味を持ち、その後たくさんの作品を描き、生きがいを持っ
て張りのある施設生活が送れるようになりました。
入居者
の状況




Aさん 82歳 女性 要介護4
障害高齢者の日常生活自立度:B1 認知症高齢者の日常生活自立度:Ia

生活歴



Aさんは軽い脳梗塞を患い、入院治療していた。自宅では一人暮らしだったため、在宅復帰が困難となり、施設へ入居
することになった。



施設での生活は比較的安定していましたが、集団でのアクティビティには参加しませんでした。食事以外の時間は居室で
雑誌などを見て過ごすことが多く、単調な毎日を送っていました。ユニット職員がAさんに、趣味ややりたいことはないですか
と尋ねてみたところ「貧しく一生懸命働き続けてきたので、特に趣味はありません」という返答でした。
しかしAさんに関わるユニット職員が、施設にある写真集などを見て「この写真、綺麗ですね」とAさんがよく話していることに
気づきました。手先の運動も兼ねて、写真を真似てクレパスで絵を描いてみたらどうかと勧めてみました。「絵なんか小さい
時から描いたことないし、下手だから自信がないです」と言いながらも、描き始めました。写真を見ながら描かれた絵はとて
も丁寧で、多彩な色づかいも相まって、勧めたユニット職員も驚くほどでした。Aさん自身も思ったよりもきれいに描けたこと
から、それ以降雑誌の写真などを真似て、風景画から静物・動物など様々な絵を描かれるようになりました。絵を描く道
具も施設のクレパスではなく自分専用のパステルのセットを買って描くまでになったのです。描かれた絵は、最初居室やユ
ニット内に飾っていました。その後たくさんの絵が溜まったので、ユニット職員のアイデアにより施設で展覧会を行う計画を立
てて、家族や近隣の人に案内することにしました。展覧会当日は多くの方が見に来られ、家族や来所者から自分が描い
た絵を評価され、とても嬉しそうでした。その後は単に雑誌などの写真を真似て描くだけでなく、ユニット職員と一緒に外に
散歩に出かけ、自分の目で直接見たものを描くようになりました。絵を描くことを楽しみに毎日を送っています。
当初Aさんは居室で過ごすことが多く、単調な毎日を送っていました。何気ないAさんの日常生活の様子や会話から、絵
を描くことを職員が思いつきました。思いつきから絵を描くことが趣味になり、張りのある毎日を過ごせるようになったのです。
入居者の何気ない生活の様子や会話から、生きがいになるようなことを見つけて実施できるよう支援することが重要です。



施設での
生活及
び支援
過程



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