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医療従事者のこころを支えるデジタル・マインドフルネス介入 (3 ページ)

公開元URL https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400294609.pdf
出典情報 医療従事者のこころを支えるデジタル・マインドフルネス介入(8/21)《東京大学》
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出しました。最終的に、9 件の研究、計 3,088 人の医療従事者を対象としたデータをメタ解析
により検討しました。
研究の結果
メタ解析の結果、自己学習型デジタル・マインドフルネス介入は、介入期間終了直後の抑う
つ、不安、知覚されたストレスの低減、およびウェルビーイングの向上と有意に関連していま
した。一方で、燃え尽きに関連する感情的消耗や共感疲労については、有意な改善は確認され
ませんでした。また、介入期間終了後から4~12 週間の追跡期間を設けた研究では、知覚され
たストレスに対する効果の持続は確認されませんでした。メタ解析に含まれた研究の多くで、
研究デザイン上の限界によるバイアスリスクが高く、エビデンスの確実性(注 5)の評価は「低
い」または「非常に低い」に該当しました。
研究の意義
本研究は、医療従事者を対象としたセルフガイド型デジタル・マインドフルネス介入の有効
性と限界を整理したものです。このような介入は、勤務時間の制約や相談への心理的抵抗があ
る医療従事者にとって、柔軟に利用できる補完的な支援手段となる可能性があります。
ただし、デジタル介入だけで医療従事者のメンタルヘルス課題を解決できるわけではありま
せん。特に感情的消耗や共感疲労のように、業務量、人員配置、労働時間、職場文化などと関
連する課題には、個人向け支援と職場環境改善を組み合わせた包括的な対策が必要です。

発表者・研究者等情報
東京大学
大学院医学系研究科 デジタルメンタルヘルス講座
今村 幸太郎 特任准教授
大学院医学系研究科 精神保健学分野
佐々木 那津 准教授
東京大学職場のメンタルヘルスシステマティックレビューチーム(TOMH-R)
AMED ヘルスケア社会実装基盤整備事業「メンタルヘルスに対するデジタルヘルス・テクノロジ
予防介入ガイドライン (Developing minds-compliant guidelines for general preventive
intervention using digital health technologies for mental health:DeLiGHT) プロジェク
トチーム (https://delight.sanei.or.jp/)

論文情報
雑誌名:JMIR mHealth and uHealth
題名:Effects of self-guided digital mindfulness interventions on the mental health
of healthcare workers: A systematic review and meta-analysis of randomized
controlled trials
著者名:Natsu Sasaki, Akiomi Inoue, Mako Iida, Kazuhiro Watanabe, Yuka Kobayashi,
Asuka Sakuraya, Hisashi Eguchi, Kanami Tsuno, Yu Komase, Yasumasa Otsuka, Mai
Iwanaga, Reiko Inoue, Kazuto Kuribayashi, Ayako Hino, Hiroki Asaoka, Satoru
Kanamori, Yuta Inagawa, Takenori Yamauchi, Hiroki Ikeda, Go Muto, Rika Kato,
Takuro Okuyama, Naomichi Tani, Noriko Kojimahara, Takeshi Ebara, Akihito
Shimazu, Akizumi Tsutsumi, Norito Kawakami, Kotaro Imamura
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