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07資料2-1_小児におけるRSウイルス感染症の予防について (11 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74777.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第35回 7/22)《厚生労働省》 |
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クレスロビマブの費用対効果に関する知見(米国における評価)
○ 生後初回のRSウイルス感染流行期に出生あるいは同期間を迎えたすべての米国乳児にクレスロビマブを導入した場合の
費用対効果を評価し、 クレスロビマブは、RSウイルスによる疾病負担を軽減し、既存の予防方法と比較して費用削減につながる可
能性があることが示された。
Kura K, et al. (Vaccines, 2026)
研究方法:
・ 早産児および正期産児を含むすべての乳児に加え、先天性心疾患や慢性肺疾患など重症RSV疾患
のリスクが高い乳児を対象とした。
・ クレスロビマブおよびニルセビマブは、初回RSウイルス流行期を迎える生後8か月未満の乳児
(高リスク児を含む)に対し、出生時またはシーズン開始後1か月以内(10月~3月)に季節的に
投与されると仮定した。パリビズマブは、超早産児(在胎週数29週未満)および心・肺疾患を有
する高リスク乳児に対して、最大5回の月1回投与とした。母子免疫ワクチンは、RSウイルスの流
行期中に出産予定の妊婦に投与されると仮定した。
・ 本研究の解析期間は、予防介入投与後12か月間とした。流行期前に出生した乳児は流行開始
(10月)から次の流行期まで追跡し、流行期中に出生した乳児は1歳到達まで追跡した。死亡な
ど12か月を超えて影響が及ぶアウトカムについては、生涯にわたる時間軸を適用した。
・ 意思決定分析モデルを用いて、年間出生コホートにおけるクレスロビマブの臨床的および経済的
影響を、公表文献を基に、3つの介入(ニルセビマブ、パリビズマブ、母子免疫ワクチン)と比較
した。
・ 医療機関受診を要する下気道感染症(MALRI)、質調整生存年(QALY、年率3%割引)及び費
用(2024年米ドル)は、社会的視点から評価した。
各抗体製剤間の比較
クレスロビマブと母子免疫ワクチンの比較
結果:
・クレスロビマブは、ニルセビマブと比較してRSV関連MALRI発生数を38,252件減少させ、総費用
を約9,800万米ドル削減し、費用削減的(cost-saving)であった。
・パリビズマブとの比較では、クレスロビマブおよびニルセビマブの増分費用対効果(ICER)はそ
れぞれ1QALY当たり38,655米ドルおよび79,912米ドルと推定された。
・母子免疫ワクチンとの比較では、クレスロビマブはすべてのRSVアウトカムにおいて減少効果を示
したが、総費用は高く、ICERは124,325米ドル/QALYであった
結論等:
・研究上の制限として、解析に供するデータの不足、製剤間の投与プラグラムの差異等があげられる。
・クレスロビマブは、RSウイルス初回シーズンにおける米国乳児の疾病負担を軽減し得るとともに、
ニルセビマブと比較して費用削減につながる可能性がある。
※各製剤の価格は日本で流通している価格とは必ずしも一致しないこと、本研究はMSD社から資金
提供を受けたものであることに留意が必要。
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○ 生後初回のRSウイルス感染流行期に出生あるいは同期間を迎えたすべての米国乳児にクレスロビマブを導入した場合の
費用対効果を評価し、 クレスロビマブは、RSウイルスによる疾病負担を軽減し、既存の予防方法と比較して費用削減につながる可
能性があることが示された。
Kura K, et al. (Vaccines, 2026)
研究方法:
・ 早産児および正期産児を含むすべての乳児に加え、先天性心疾患や慢性肺疾患など重症RSV疾患
のリスクが高い乳児を対象とした。
・ クレスロビマブおよびニルセビマブは、初回RSウイルス流行期を迎える生後8か月未満の乳児
(高リスク児を含む)に対し、出生時またはシーズン開始後1か月以内(10月~3月)に季節的に
投与されると仮定した。パリビズマブは、超早産児(在胎週数29週未満)および心・肺疾患を有
する高リスク乳児に対して、最大5回の月1回投与とした。母子免疫ワクチンは、RSウイルスの流
行期中に出産予定の妊婦に投与されると仮定した。
・ 本研究の解析期間は、予防介入投与後12か月間とした。流行期前に出生した乳児は流行開始
(10月)から次の流行期まで追跡し、流行期中に出生した乳児は1歳到達まで追跡した。死亡な
ど12か月を超えて影響が及ぶアウトカムについては、生涯にわたる時間軸を適用した。
・ 意思決定分析モデルを用いて、年間出生コホートにおけるクレスロビマブの臨床的および経済的
影響を、公表文献を基に、3つの介入(ニルセビマブ、パリビズマブ、母子免疫ワクチン)と比較
した。
・ 医療機関受診を要する下気道感染症(MALRI)、質調整生存年(QALY、年率3%割引)及び費
用(2024年米ドル)は、社会的視点から評価した。
各抗体製剤間の比較
クレスロビマブと母子免疫ワクチンの比較
結果:
・クレスロビマブは、ニルセビマブと比較してRSV関連MALRI発生数を38,252件減少させ、総費用
を約9,800万米ドル削減し、費用削減的(cost-saving)であった。
・パリビズマブとの比較では、クレスロビマブおよびニルセビマブの増分費用対効果(ICER)はそ
れぞれ1QALY当たり38,655米ドルおよび79,912米ドルと推定された。
・母子免疫ワクチンとの比較では、クレスロビマブはすべてのRSVアウトカムにおいて減少効果を示
したが、総費用は高く、ICERは124,325米ドル/QALYであった
結論等:
・研究上の制限として、解析に供するデータの不足、製剤間の投与プラグラムの差異等があげられる。
・クレスロビマブは、RSウイルス初回シーズンにおける米国乳児の疾病負担を軽減し得るとともに、
ニルセビマブと比較して費用削減につながる可能性がある。
※各製剤の価格は日本で流通している価格とは必ずしも一致しないこと、本研究はMSD社から資金
提供を受けたものであることに留意が必要。
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