よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2 相談支援現場からみたがん患者・家族等の心配・悩み等の実態と対応策について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25736.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会(第6回 5/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1.日常的に生じている課題

4)がん相談支援センターの業務上の困難や院内での機能・立場に関わ
る課題(171)
【対応案】
◎がん相談支援センターの意義・役割の可視化について
 活動が正当に評価されるためにも、がん相談支援センターがもつ基本的な姿勢や役割(院内外問わず、無料で、誰

もが、必要に応じて匿名でも相談できる窓口)を病院幹部をはじめ、他部門の医療者にも広く理解される必要がある。

◎情報の収集と継続的な学習機会の確保について
 院内情報が迅速かつ継続的に収集できる仕組みを施設ごとに、地域情報については都道府県単位で継続的な情
報収集・更新ができる体制が必要である。
 「標準治療等一般的な医療情報の提供」に必要な情報(診療ガイドラインや解説書等)の整備を病院組織として行う
必要がある。
 病院が施設の責務として、相談員に必要な継続学習を促す体制が必要である。
 利用者からのフィードバックによる質の担保に加えて、質保証の取り組み(実際の相談対応を録音し、自ら評価する
など)を促進させる必要がある。

◎がん相談支援センターに配置する人材の強化について
 治療から生活、ゲノム医療等まで広範かつ専門的な対応をするためにも、相談現場に看護職、福祉職の両職種
の配置、がん医療に携わる医師の配置(兼任可)、業務量に見合った人材配置基準が必要である。

◎がんに関わるすべての相談に対応する広範な役割を支える院内体制の構築について
 各専門部門が協力して病院全体として情報提供・相談支援に取り組む体制の強化が必要である。

 がん相談支援センターで把握された課題を病院全体で検討し、改善していく取り組みも必要である。
8