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○在宅(その4)について-4-1 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00118.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第495回  11/10)《厚生労働省》
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小児がんにおける現状と課題
・ がんは、小児及びAYA世代 の病死の主な原因の1つであるが、多種多様ながん種を多く含むことや、
成長発達の過程においても、乳幼児から小児期、活動性の高い思春期・若年成人世代 といった特徴あ
るライフステージで発症することから、これらの世代のがんは、成人の希少がんとは異なる対策が求めら
れる。特に、小児がんについては、臨床研究の推進により治癒率は向上しているものの、依然として難治
症例も存在することから、十分な診療体制の構築とともに診断時から晩期合併症への対応が必要であ
る。
・ 小児がんについては、小児がん患者とその家族が安心して適切な医療や支援を受けられるような環境
の整備を目指して、十分な経験と支援体制を有する医療機関を中心に、平成25(2013)年2月に、全国
に15か所の小児がん拠点病院及び2か所の小児がん中央機関を整備し、診療の一部集約化と小児が
ん拠点病院を中心としたネットワークによる診療体制の構築を進めてきた。
・ しかしながら、脳腫瘍のように標準的治療が確立しておらず診療を集約化すべきがん種と、標準的治療
が確立しており一定程度の診療の均てん化が可能ながん種とを整理することが求められている。また、
提供体制については、小児がん拠点病院と地域ブロックにおける他の医療機関とのネットワークや、患
者・家族の希望に応じて在宅医療を実施できる支援体制の整備が求められている。
・ 再発症例・初期治療反応不良例等の難治性の小児がん及びAYA世代のがんについては、新規治療・
新薬開発、ゲノム医療の応用等の実施体制の整備が十分でなく、新規治療・薬剤の開発が切望されて
いる。
(第3期がん対策推進基本計画(平成30年3月))
健康局作成

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