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総-3参考4 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67369.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第636回 12/17)《厚生労働省》
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1. はじめに
医薬品の有効性・安全性の確保のためには、添付文書等に基づいた適正な使用が求め
られる。さらに、近年の科学技術の進歩により、抗体医薬品などの革新的な新規作用機
序医薬品が承認される中で、これらの医薬品を真に必要な患者に提供することが喫緊の
課題となっており、
経済財政運営と改革の基本方針 2016(平成 28 年 6 月 2 日閣議決定)
においても、革新的医薬品等の使用の最適化推進を図ることとされている。
新規作用機序医薬品は、薬理作用や安全性プロファイルが既存の医薬品と明らかに異
なることがある。このため、有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間、
当該医薬品の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに、副作
用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件を満たす医療機関で使用
することが重要である。
したがって、本ガイドラインでは、開発段階やこれまでに得られている医学薬学的・
科学的見地に基づき、以下の医薬品の最適な使用を推進する観点から必要な要件、考え
方及び留意事項を示す。
なお、本ガイドラインは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構、公益社団法人日本
臨床腫瘍学会、一般社団法人日本臨床内科医会及び一般社団法人日本肝臓学会の協力の
もと作成した。
対象となる医薬品:アテゾリズマブ(遺伝子組換え)
対象となる効能又は効果:切除不能な肝細胞癌
対象となる用法及び用量:効能共通
アテゾリズマブ(遺伝子組換え)の初回投与時は 60 分かけて点
滴静注し、初回投与の忍容性が良好であれば、2 回目以降の投与
時間は 30 分間まで短縮できる。
切除不能な肝細胞癌
ベバシズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人に
はアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として 1 回 1200 mg を 3 週間
間隔で点滴静注する。
製 造 販 売 業 者:中外製薬株式会社
(参考)
ベバシズマブ(遺伝子組換え)の効能又は効果、用法及び用量
効能又は効果:切除不能な肝細胞癌
用法及び用量:アテゾリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはベ
バシズマブ(遺伝子組換え)として 1 回 15 mg/kg(体重)を点滴静脈内
注射する。投与間隔は 3 週間以上とする。

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