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○在宅(その3)について-2 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00115.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第493回  10/27)《厚生労働省》
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特定行為研修修了者の訪問看護における活動 事例②
病院所属の看護師の特定行為区分

同行訪問の状況

在宅・慢性期領域パッケージを含む4区分7行為を修了
○呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
-気管カニューレの交換
○ろう孔管理関連
-胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろう
ボタンの交換
-膀胱ろうカテーテルの交換
○創傷管理関連
-褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組
織の除去
-創傷に対する陰圧閉鎖療法
○栄養及び水分管理における薬剤投与関連
-持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
-脱水症状に対する輸液による補正
(※がん性疼痛看護認定看護師の資格も取得)

病院所属の特定行為研修修了者が、
訪問看護ステーションからコンサルテーションを依頼される

訪問看護ステーション看護師とともに、カンファレンスを実施

同行訪問により、ケア内容の変更、薬剤の種類変更の提案、
外科的デブリードマン実施

同行訪問後もカンファレンスに同席し、
褥瘡経過のアセスメントやケアの見直しを検討

事例
○B氏 60歳代、女性、再発神経系原発リンパ腫
○脳、骨転移に対してがん化学療法、放射線治療を実施した
が、その後増悪。
【訪問看護の状況】
がん終末期、ADL低下により訪問看護を導入。右下腿外側
に黒色部位を発見し、特定行為研修修了者へ相談。

14日:相談時

24日:軟膏変更

30日:デブリ前

特定行為研修修了者による処置により治癒へ至った

特定行為研修修了者による同行訪問の効果
 専門機関の受診を要さずに、在宅での処置で対応が可能
になった
 必要な処置がタイムリーに受けられ、症状の早期回復に
つながった
 皮膚・排泄ケア認定看護師ではなかったが、特定行為研
修修了者であっても同様に必要な処置を行うことが可能

30日:デブリ後
(その後もメンテナンス
デブリや軟膏塗布)

70日:治癒へ

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