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【資料1】第12回検討会における主な御意見について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66485.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第12回 12/1)《厚生労働省》
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第11回検討会における主な御意見(医療計画の見直し②)
(指標)
○ 現在の指標例で、アウトカムに関する指標例は4項目で少なく、適切なアウトカム指標を設定することが必要ではないか。全体的
には地域移行、地域定着を促進する方向で指標設定されていると認識している。「にも包括」の観点でも必要に応じて、指標の見直
しをしていただきたい。
○ 理想的には、例えば1年以上の非自発的入院の人などの指標も入るとよいのではないか。
○ 非自発的入院の件数の変化状況を確認しながら、その縮減のための対応策を進めていくことは重要である。重度化しないうちに、
医療が必要になる前段階での支援の仕方が大事であり、医療が必要になったときには、スムーズに本人の抵抗感なく、必要な医療に
結びつくという形で、強制的に入院をさせなければいけないのが精神疾患というイメージを変えていく必要がある。
○ 非自発的入院に至らないようにしていくという、1次予防、2次予防、3次予防といった観点が必要になるのではないか。これか
らの医療機関において、例えば、心の不調や精神疾患に関する相談を受ける機能、就労・教育現場への支援をする機能で、病気と自
己管理スキルを向上するための機能も非常に役立つのではないか。
○ 当事者の視点が、入院医療の質を上げるには必要と考えているので、将来的には考えてほしい。非自発的入院を減少していくため
には、入院医療の質を上げることが一番で、行動制限の最小化と、当事者視点が大事でピアサポーターが院内に入っているかという
のも必要ではないか。
○ 当事者の視点というのは入れてほしい。現在の指標例では、提供体制や提供実施の状況が指標例になっているが、精神科医療では、
寛解できない人も多く、長年にわたって精神科医療に関わることになるので、患者の視点から医療を評価するということは必要では
ないか。具体的にはこれからの議論かもしれないが、患者本位、患者を主体とした指標例というものを設けるということは、必要な
のではないか。
○ 医療の中でShared Decision Making(共同意思決定)や意思決定支援は注目されている。患者本位の取組を、医療現場でより進め
ていこうというムーブメントになっていくとよいのではないか。ピアサポーターが院内にいるかいないかで職員の意識も変わるので、
そのような取組を推し進めていくような施策に関しても進めていく必要がある。救急の病棟に関しては、非自発的入院6割の要件と
いうのも改善していく必要がある。
○ 入院医療の質を上げるため、身体的拘束の指標がより設定されるように働きかけるのがよいのではないか。
○ 家族が負担をしなくてはいけないという状況は、もう脱却しなくてはいけないのではないか。医療計画にどうやって反映させられ
るかというのは分からないが、現状でも、家族から結果的に暴力を受けてしまうケースや、強制的な医療につながざるを得ない状況
などもある。

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