よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-1 第120回医療部会における業務効率化・職場環境改善に関するご意見 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66269.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第121回 11/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第120回医療部会における業務効率化・職場環境改善に関するご意見
【具体的な論点(1)業務のDX化の推進について】


我が国のデジタル化が遅れた原因は、DXへの先行投資を医療機関任せにしたことが大きな原因。国が率先して行っていかな
いと進まない。



DXを進めて人件費がこれぐらい減るとか、そういうものが見込めれば、我々も積極的に投資するが、今の状況では、全くそ
れが見込めない。

○ 医療DXに関しては、今のようなやり方だと、やれるところはやる、でも、やれないところは全く手が出せないという状況で、
この状態を続けると、ただ単に医療機関の格差が広がるだけ。ボトムを上げるという観点で、いろいろな施策を考える必要が
ある。


人員配置基準の緩和の検討については、DX等の効果を十分に検討してからにしていただきたい。



今のルール自体は、安全性とかサービスの質の観点からそれが決まっているのであり、人を減らすのであれば、そういった
省力化のイノベーションが必要。 それを実現するためには、医療で実現できるようなエビデンスの蓄積が必要。



ICT活用によって作業効率が上がれば、現場で働く労働者の負担軽減だけでなく、その分、対人業務をしっかりと行えるな
ど、専門性を十分に発揮できる環境につながる。一方で、人員配置基準は質の確保、向上を前提としたものであり、業務効率
化を実現した場合の人員配置基準の緩和の検討が必要という御指摘については違和感。



人員配置基準、あるいは専従・専任要件を緩和していかないと、DXの果実が生まれてこないのではないか。



医療においては、手間暇かけて対応することが求められている中、そのコストは、今の診療報酬では到底賄えない。予算の
裏づけがなく、現場の医療従事者の善意に頼るだけのシステムは持続性がない。生産性と医療安全、医療の質の確保の在り方
については、国民も含めた丁寧な議論が必要。



担い手が確実に減る社会において、タスク・シフトするほどの人的余裕は、我が国にはもうなく、むしろ少ない人数で安全
に業務を行うための工夫、DXの導入などの方策をより積極的に推進すべき。
1