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【資料1-1】高額療養費制度について (4 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65636.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 医療保険部会(第202回 11/6)《厚生労働省》 |
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第5回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会における主なご意見①
(注)主な御意見を事務局で整理したもの。(御意見の趣旨を踏まえて文言を整理している。)
【高齢化の進展や医療の高度化等により増大する医療費への対応】
○
人口構造の変化や医療費の高騰という状況を踏まえると、高額療養費制度を現行のままで維持していくことが難しいことは
確か。医療の高度化・高額薬剤の普及などで高額療養費制度の重要性は増している一方、加入者の保険料負担の増につながっ
ている点を考えると、低所得や長期療養の方々への影響に配慮しつつ、自己負担を見直すことは避けられないのではないか。
○
増加する現役世代の保険料を軽減していくことが非常に重要。この観点から、医療保険制度全体の改革を進めていくことが
不可欠であり、高額療養費制度についても改革項目の一つとして、利用者の方々の家計の破綻につながらないよう十分配慮し
ながら一定程度見直しを行うべき。
○
医療の高度化により今後も高額療養費の支給額の増加が見込まれる中で、一定程度の見直しを含め検討することは理解でき
るが、見直しに当たっては、必要な医療へのアクセスが阻害されないよう、とりわけ長期に継続的な医療が必要な患者への配
慮が必要。
○
医療の高コスト化の一因として、希少疾患を対象とした新薬の増加も挙げられているが、こうした薬は患者が少なく開発費
を回収するためには単価を高く設定せざるを得ない状況。受益者負担と言われる医療費の自己負担は、公的保険制度の公平性
を保つ仕組みとされているが、希少疾患患者にとって、病気の責任は自身になく必要に迫られて医療利用しているのであって、
医療の受益は選べるものでない。過度な負担は、国民が等しく受けるべき社会的権利としての公的保険制度の公平性を損なう
おそれがある。また、薬剤の高コスト化を一律に問題とする議論が広がると、新たな治療薬を待つ患者は希望を失いかねない。
○
患者やその家族、医療者の方々から、まだ自己負担限度額を上げるつもりなのか、上げられたらもう治療を受けられなくな
る、といった切実な声をいただいている。一方で、制度の持続可能性や現役世代の保険料負担への配慮という観点からは、限
度額の引上げはやむを得ないという意見も当然ある。高額療養費制度が大きなリスクに備えるものであり、根幹的な制度であ
るという観点から、他の医療改革の検討も含め、医療保険制度全体の中で議論いただきたい。
○
高額医療、高額薬剤が急激に増加しているところ、低価値・無価値医療の指摘などについて、現状を分析して、改めるべき
は改めていただきたい。
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(注)主な御意見を事務局で整理したもの。(御意見の趣旨を踏まえて文言を整理している。)
【高齢化の進展や医療の高度化等により増大する医療費への対応】
○
人口構造の変化や医療費の高騰という状況を踏まえると、高額療養費制度を現行のままで維持していくことが難しいことは
確か。医療の高度化・高額薬剤の普及などで高額療養費制度の重要性は増している一方、加入者の保険料負担の増につながっ
ている点を考えると、低所得や長期療養の方々への影響に配慮しつつ、自己負担を見直すことは避けられないのではないか。
○
増加する現役世代の保険料を軽減していくことが非常に重要。この観点から、医療保険制度全体の改革を進めていくことが
不可欠であり、高額療養費制度についても改革項目の一つとして、利用者の方々の家計の破綻につながらないよう十分配慮し
ながら一定程度見直しを行うべき。
○
医療の高度化により今後も高額療養費の支給額の増加が見込まれる中で、一定程度の見直しを含め検討することは理解でき
るが、見直しに当たっては、必要な医療へのアクセスが阻害されないよう、とりわけ長期に継続的な医療が必要な患者への配
慮が必要。
○
医療の高コスト化の一因として、希少疾患を対象とした新薬の増加も挙げられているが、こうした薬は患者が少なく開発費
を回収するためには単価を高く設定せざるを得ない状況。受益者負担と言われる医療費の自己負担は、公的保険制度の公平性
を保つ仕組みとされているが、希少疾患患者にとって、病気の責任は自身になく必要に迫られて医療利用しているのであって、
医療の受益は選べるものでない。過度な負担は、国民が等しく受けるべき社会的権利としての公的保険制度の公平性を損なう
おそれがある。また、薬剤の高コスト化を一律に問題とする議論が広がると、新たな治療薬を待つ患者は希望を失いかねない。
○
患者やその家族、医療者の方々から、まだ自己負担限度額を上げるつもりなのか、上げられたらもう治療を受けられなくな
る、といった切実な声をいただいている。一方で、制度の持続可能性や現役世代の保険料負担への配慮という観点からは、限
度額の引上げはやむを得ないという意見も当然ある。高額療養費制度が大きなリスクに備えるものであり、根幹的な制度であ
るという観点から、他の医療改革の検討も含め、医療保険制度全体の中で議論いただきたい。
○
高額医療、高額薬剤が急激に増加しているところ、低価値・無価値医療の指摘などについて、現状を分析して、改めるべき
は改めていただきたい。
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