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医療機関における控除対象外消費税に関する調査報告書 (6 ページ)

公開元URL https://www.ajha.or.jp/topics/4byou/pdf/251031_3.pdf
出典情報 医療機関における控除対象外消費税に関する調査報告書(10/29)《四病院団体協議会》
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2.

病院種別と補填状況
療養病床を持たない一般病院は平均 74.4%(中央値:67.4%)、療養病床の
割合が 60%未満(0%を除く)の一般病院は平均 118.0%(中央値:121.3%)、
療養病床の割合が 60%以上の一般病院は平均 156.2%(中央値:159.2%)、精
神科病院は平均 131.5%(中央値:119.9%)であり、一般病院では療養病床が
少ない病院で補填が不足する傾向が見られた。

3. 病床規模別と補填状況
199 床以下は平均 117.7%(中央値:121.7%)、200~399 床は平均 133.8%
(中央値:128.5%)、400 床以上は平均 77.1%(中央値:67.4%)と、病床規模
の大きい病院で補填が不足する傾向がみられた。

4.

調査結果からみた診療報酬上乗せ補填方式の評価
以上の結果から、医療機関の負担増加分を診療報酬に上乗せして補填する

現行方式では、病院数ベースで 5 割を超える病院で補填不足が発生し、さら
に 400 床以上の大規模病院および療養病床を持たない一般病院において、特
に補填不足となっていることが確認された。一方で補填率 150%を超える病院
もあり、診療報酬上乗せによる一律の補填方式には限界がある。課税方式を
含めて、実情に合わせた補填の方法を検討する必要がある。

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