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資料1-4 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策研究所サバイバーシップ研究部 御提出資料 (9 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2501_02medical/251029/medical06_agenda.html |
| 出典情報 | 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第6回 10/29)《内閣府》 |
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② 院内がん登録・DPCにおける詳細な死因情報の利活用案
●医療事故報告の分析から、自殺のリスク因子として症状や治療の影響が示唆される。
●しかし、医療事故報告は、作成者(医療者)の視点に基づく報告のため情報が限定的であり、リスク因子の実態把握は困難で
ある。
自殺事例の事前状態と改善策の関連
日本医療機能評価機構 日本医療安全情報収集事例データベース(全国1569施設で起き
た医療事故の医療者報告)の2010年から2023年の自殺事例
当事者職種, N(%)
医者
看護師
その他
当事者の経験年数, 中央値(範囲)
事故前の状態, N(%)
専門家による精神的・心理的ケア
専門家による緩和ケア
向精神薬の内服
抑うつ
コントロール不十分な疼痛
不眠
せん妄
自殺念慮の表出
改善策, N(%)
精神的苦痛の精査加療
身体的苦痛の精査加療
医療者間でのコミュニケーション
家族との情報共有
院内マニュアルの準備活用
危険物の持ち込み対策
無断離院への対策
建物(窓や部屋)への対策
がん(N=213)
非がん(N=214)
55 (25.8)
147 (69.0)
11 (5.2)
8 (0-38)
34 (15.9)
172 (80.4)
8 (3.7)
9 (0-36)
51 (23.9)
29 (13.6)
64 (30.0)
100 (46.9)
55 (25.8)
40 (18.8)
27 (12.7)
74 (34.7)
62 (29.0)
2 (0.9)
70 (32.7)
92 (43.0)
25 (11.7)
29 (13.6)
26 (12.1)
73 (34.1)
114 (53.5)
28 (13.1)
105 (49.3)
55 (25.8)
27 (12.7)
32 (15.0)
9 (4.2)
41 (19.2)
132 (61.7)
11 (5.1)
93 (43.5)
54 (25.2)
33 (15.4)
24 (11.2)
13 (6.1)
41 (19.2)
⇒自殺行動前に抑うつや痛み等の症状を有していても
専門家による介入を受けている患者は限られる
Kurisu K, Fujimori M et al. Psychooncology 2025
8
●医療事故報告の分析から、自殺のリスク因子として症状や治療の影響が示唆される。
●しかし、医療事故報告は、作成者(医療者)の視点に基づく報告のため情報が限定的であり、リスク因子の実態把握は困難で
ある。
自殺事例の事前状態と改善策の関連
日本医療機能評価機構 日本医療安全情報収集事例データベース(全国1569施設で起き
た医療事故の医療者報告)の2010年から2023年の自殺事例
当事者職種, N(%)
医者
看護師
その他
当事者の経験年数, 中央値(範囲)
事故前の状態, N(%)
専門家による精神的・心理的ケア
専門家による緩和ケア
向精神薬の内服
抑うつ
コントロール不十分な疼痛
不眠
せん妄
自殺念慮の表出
改善策, N(%)
精神的苦痛の精査加療
身体的苦痛の精査加療
医療者間でのコミュニケーション
家族との情報共有
院内マニュアルの準備活用
危険物の持ち込み対策
無断離院への対策
建物(窓や部屋)への対策
がん(N=213)
非がん(N=214)
55 (25.8)
147 (69.0)
11 (5.2)
8 (0-38)
34 (15.9)
172 (80.4)
8 (3.7)
9 (0-36)
51 (23.9)
29 (13.6)
64 (30.0)
100 (46.9)
55 (25.8)
40 (18.8)
27 (12.7)
74 (34.7)
62 (29.0)
2 (0.9)
70 (32.7)
92 (43.0)
25 (11.7)
29 (13.6)
26 (12.1)
73 (34.1)
114 (53.5)
28 (13.1)
105 (49.3)
55 (25.8)
27 (12.7)
32 (15.0)
9 (4.2)
41 (19.2)
132 (61.7)
11 (5.1)
93 (43.5)
54 (25.2)
33 (15.4)
24 (11.2)
13 (6.1)
41 (19.2)
⇒自殺行動前に抑うつや痛み等の症状を有していても
専門家による介入を受けている患者は限られる
Kurisu K, Fujimori M et al. Psychooncology 2025
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