よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書 概要 (4 ページ)

公開元URL
出典情報 市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書」(10/10)《国民健康保険中央会、全国健康保険協会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

湯梨浜町

モデル事業の概況

国保と協会けんぽのデータ等から見た
湯梨浜町の健康課題

 鳥取県湯梨浜町では、血糖‧血圧‧脂質いずれも全国平均よりリスクが高
く、男女ともに運動不足の傾向にあるため、町を挙げたスポーツ運動振
興、健康づくりが進められてきた。本事業では、以下の取組を実施した。

県の
状況

国保と協会けんぽの健診データ等を用いた健康課題の把握と共有

 国保と協会けんぽの健診データ等を用いて、地域における健康課題を把握
し、共有した。健康課題を踏まえて、取組が実施された。

ハイリスクアプローチ

 モデル事業を通じて、協会けんぽの被扶養者に対する町保健師又は管理栄
養士の訪問等による特定保健指導を実施した。実施に際しては、鳥栖市と
協会けんぽの間で、業務の仕様や単価を協議した上で、業務委託契約を締
結した。対象者リストは協会けんぽより町に提供。
 期間中の特定保健指導の対象者は15人、うち概ね7割が指導を終了した。

ポピュレーションアプローチ

 湯梨浜町版の「地域‧職域連携推進会議」 (職能団体、商工会などが参
加)を設立し、保健事業の共同実施を進めた。
⇒ 従業員の健康意識の向上、生活習慣の改善につながった。
⇒ 血管の状態が良好な者の割合が令和5年度から令和6年度にかけて
増加した。
 町内事業所が町の健康づくり事業に加わったことにより「ゆりはまヘル
シーくらぶ」の会員数が増加するとともに、様々な健康づくりイベントの
実施につながった。
⇒ 町主催のヘルシーくらぶ会員の増加306人(令和6年)のうち、
協会けんぽ加入事業所の従業員数は235人。

 運動習慣は男女ともに低い。
町の
状況
(県内
比較)

【人口】総人口:16,055人
国保被保険者数:3,805人
協会けんぽ被保険者‧被扶養者数
:7,099人(令和5年3月時点)
【面積】77.93㎢

 空腹時血糖≧126mg∕dlの割
合は、他地域と比べて高め。
 男性は脂質リスク、女性は血
糖リスクが高い傾向がある。

湯梨浜町では、地域保険と職域保険を担う組織が連携した湯梨浜町版の
地域‧職域連携推進会議を設置
 同会議は、住民と健康づくりをつなぐプラットフォームとして機能。
湯梨浜町と鳥取県国保連合会が共同で推進会議の事務局を担当。
 国保連合会が、全体の企画‧運営を実施し、町内関係者との調整を湯
梨浜町が担当し、協会けんぽ鳥取支部も構成メンバーとして参加。
 連携推進会議(モデル事業実施期間中に合計6回開催)には、協会け
んぽ本部、国保中央会も参加して、適宜アドバイスや情報提供。

ポピュレーションアプローチの取組状況

ゆりはまヘルシーくらぶの会員数の推移

 国保において、血糖‧血圧‧
脂質いずれも全国平均よりリ
スクが高い。

 町主催のヘルシーくらぶ会員の増加

306人(令和6年)のうち、協会けん
ぽ加入事業所の従業員数は235人。
 湯梨浜町地域‧職域連携推進会議を
設置して、生涯を通じた生活習慣病
対策を推進。
 令和5‧6年度において町内事業所の
健康測定‧健康相談会を実施し約200
人参加。

湯梨浜町地域‧職域連携推進会議
地区医師会
地区歯科医師会

地区薬剤師会

地域住民全体

町内事業所
湯梨浜町
商工会
協会けんぽ
鳥取支部

県看護協会
県栄養士会
鳥取県庁
倉吉保健所

湯梨浜町
健康推進課

鳥取県国民健康
保険団体連合会

3