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総ー2参考 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64741.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第621回 10/17)《厚生労働省》
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令和6年6月21日
第18回高齢者医薬品適正使用検討会
病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方
資料5-1より保険局医療課作成

○ポリファーマシー対策を始める病院が取組初期に直面する課題を解決するためのスタートアップツールと
して活用することを目的として、「高齢者医薬品適正使用検討会」での議論を経て取りまとめ(令和6年7
月に改訂)。
ポリファーマシー対策の始め方

ポリファーマシー対策の進め方

一律の剤数/種類数のみに着目するのではなく、安全性


の確保等からみた処方内容の適正化が求められることを
理解し、ポリファーマシー対策に取組む必要がある。

1. ポリファーマシー対策の体制づくり
(1) ポリファーマシーの概念を確認する
(2) ポリファーマシー対策の目的を確認する
(3) 資料を取りそろえる
(4) 運営ルールをつくる
(5) 人員体制をつくる
(6) 地域包括ケアシステムを担う医療・介護関係者等との
連携体制をつくる
(7) ポリファーマシー対策の成果をモニタリングする
(8) デジタル技術を活用してポリファーマシー対策を進める
(9) 費用について考慮する

(1) 院内の現状を把握する
(2) 院内の理解を深める
(3) 院外関係施設の理解を得る
(4) 外来患者のポリファーマシーに目を向ける
(5) 患者やその家族との関係を構築する
(6) 患者やその家族への説明資材を準備する

ポリファーマシー対策を始める際の課題



(1) 「人員不足で、対象患者の抽出や、検討する時間を作れな
い」
(2) 「多職種連携が十分でない」
(3) 「患者の服用薬の一元的把握ができない」
(4) 「ポリファーマシーであるかを判断することが難しい」
(5) 「医師が自科以外の処方薬を調整することが難しい」
(6) 「病態全体をとらえることが難しい」
(7) 「見直し後の処方内容をかかりつけ医へフィードバックする
体制が構築されていない」
(8) 「患者の理解が得られない」

2. ポリファーマシー対策の実施
(1) 入院患者へ対応する
(2) 外来患者へ対応する
(3) 職員への啓発活動を行う
(4) 医療機能による違いを考慮する

看護師の会議のイラ
スト

各種課題への解決策について、有用
なツール等を示しつつ詳細に解説。

出典:「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方(令和6年7月改訂版)」(令和6年7月22日付医薬安発0722第1号厚生労働省医薬局医薬安全対策課長通知別添)に基づき作成

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