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【資料1】医療保険制度改革について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64202.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第199回 10/2)《厚生労働省》
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今後の議論の進め方について(案)

○ 我が国は、誰もが安心して医療を受けることができる世界に誇るべき国民皆保険を実現し、世界最長の平
均寿命や高い保健医療水準を達成してきた。

○ この成果を次世代にも継承していくために、中長期的な視点にたち目指すべき方向性を踏まえた上で、医
療保険制度について社会・経済環境の変化に応じた必要な改革を積み重ねていくことが必要。特に、日本経
済が新たなステージに移行しつつある中での物価や賃金の上昇、人口構造の変化や人口減少を踏まえた医療
需要の変化や人材の確保、現役世代の負担の抑制努力の必要性を踏まえた対応は喫緊の課題。

○ 制度の見直しにあたっては、負担能力に応じた負担を通じた所得再分配機能の強化、予防・健康づくりの
さらなる後押し、セーフティネット機能の確保、医療DXの推進など医療提供の効率化、社会保険の原理・原
則を含め制度をわかりやすく説明していくこと等により、幅広い世代の制度への納得感と制度の持続可能性
を高めていくことが必要。



こうしたことから、以下の4つの視点を踏まえ、医療保険部会での議論を進めていくこととしてはどうか。
1.世代内、世代間の公平をより確保し全世代型社会保障の構築を一層進める視点
2.高度な医療を取り入れつつセーフティネット機能を確保し命を守る仕組みを持続可能とする視点
3.現役世代からの予防・健康づくりや出産等の次世代支援を進める視点
4.患者にとって必要な医療を提供しつつ、より効率的な給付とする視点
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