よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


薬-2日本製薬工業協会、米国研究製薬工業協会、欧州製薬団体連合会 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63443.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第238回 9/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2026年度薬価制度改革への提案

市場拡大再算定制度の見直しについて
8年連続の薬価改定により、革新的新薬であっても薬価引下げ、価格維持の不確実性に直面している
イノベーション評価を著しく損なう市場拡大再算定は見直すべきである
合理性に基づかない市場拡大再算定等の廃止

市場拡大再算定の運用ルール変更

本来の再算定の基本的な考え方は「薬価算定時の前提条件が
変化した場合の価格是正」であることから以下のルール廃止を
求める

イノベーション評価の観点から、希少疾患・小児や有用な効能追
加に対する再算定の適用除外・引下げ率緩和を求める

①市場拡大再算定における共連れの廃止

③ 希少疾患や小児の効能追加に対する再算定の適用除外

共連れは他社品の売り上げ規模など外的要因により発生するものであ
り、薬価の予見性を著しく損なう要因となる

効能追加が行われると市場拡大再算定の適用要件に該当し得るため、開発
促進に取り組んでいる希少疾患や小児の効能追加の意思決定を難しくして
いる。よって、これらの効能追加は使用実態の著しい変化から除外すべき

②特例拡大再算定の廃止
年間販売額と市場規模拡大率のみに基づいて薬価が引き下げられる仕
組みは、再算定の基本的な考え方と整合性を欠いている

④ 有用な効能追加に対する引下げ率の緩和
臨床的有用性が高い効能追加であっても、現行制度ではその価値が評価さ
れず、単に売上拡大の程度に応じて薬価が引き下げられる。新薬収載時と同
様に、有用性系加算評価を再算定時にも適用し、引下げ緩和すべき

4