よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料2_これまでの議論のまとめ(地域における薬局・薬剤師のあり方)(令和6年9月30日公表) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60318.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第16回 7/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療関係者が連携する薬局を選定する際に有用となる制度となるよう、その機
能や地域における役割・位置付けを改めて整理・明確化するための検討を行っ
た。
○地域における薬局の役割・機能

薬剤師法第1条では、「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつ
かさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康
な生活を確保するものとする。」と規定されている。

薬局については、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等
に関する法律(以下、「医薬品医療機器等法」という。)第2条第 12 号において、
「「薬局」とは、薬剤師が販売又は授与の目的で調剤の業務並びに薬剤及び医
薬品の適正な使用に必要な情報の提供及び薬学的知見に基づく指導の業務を
行う場所(その開設者が併せ行う医薬品の販売業に必要な場所を含む。)」と定
義されている。

また、医療法において、薬局は病院や診療所と同様「医療提供施設」とされ、
地域医療における法律上の責務が課されており、地域医療を担う一員としての
役割を果たすことが求められている。

さらに薬局には、地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援
する役割も求められている。

このため、薬局は薬剤師がその任務を十分に遂行できるよう、地域の公共的
な施設として必要な役割を果たすことが求められる。
⚫ 具体的には、薬局は、地域の医療・健康における公共的な活動方針を理解の
上、地域において、当該薬局の薬剤師の専門性を発揮すること等により、以下
に示す役割を果たすことが求められている。
・ 医療関係者等との連携による地域の住民の薬物治療(外来・在宅医療)の提

・ 医薬品の適正使用の推進など公衆衛生の向上・増進
・ 薬剤師の資質向上2
・ セルフケア・セルフメディケーションの啓発・推進など、地域住民の健康維持・
増進の取組等の支援 等
⚫ さらに近年では新型コロナウイルス感染症時の自宅・宿泊療養者の健康観察
の協力や震災時の医薬品提供に係る対応等、有事への対応を行うなど、地域
2

薬局の役割を発揮するための基盤としての薬学知識、臨床知識、医療倫理等に関する資質の向上
2