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費-1費用対効果評価専門組織意見書 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59554.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第70回 7/16)《厚生労働省》
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リアルワールドデータを費用対効果評価により活用するためには、疾患の特定やデータ
連結等の方法論の科学的妥当性を検証する研究を、推進していくことが重要ではないか。
・ 適正な価格設定を行うという費用対効果評価の趣旨に照らせば、現時点において、有
用性系加算がなく市場規模が大きい品目の取扱いに課題があるのではないか。
・ 追加的有用性がなく費用増加となった品目について、現行では価格調整後の価格によ
る ICER と閾値の乖離が大きく、費用対効果評価の結果を十分に反映できていないので
はないか。
・ レケンビに係る特例的な取扱いも参考に、価格調整範囲の在り方を、検討すべきでは
ないか。
レケンビの価格調整※4


費用対効果をより活用していく観点から、有用性加算等を価格調整範囲とする現行の方法ではな
く、ICER が 500 万円/QALY となる価格と見直し前の価格の差額を算出し、差額の 25%を調整額とす
る。

※4 「レケンビに対する費用対効果評価について」令和5年 12 月 13 日 中央社会保険医療協議会 了


B 診療ガイドラインへの活用に関する事項
【現状及び課題】


費用対効果評価の結果を診療ガイドラインに活用する場合、医療者が趣旨を適切に理
解できるよう情報提供に工夫が必要ではないか。
・ 費用対効果が相対的に劣る技術について、過度に選択が控えられることにつながる懸
念があり、診療ガイドラインの社会的な影響を踏まえるべきではないか。
【対応案】

診療ガイドラインでの費用対効果評価結果の活用について、医療者へ情報提供の工
夫や診療ガイドラインの社会的影響等、現状の課題も含めて整理した上で、活用方法
について具体的に検討してはどうか。
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