よむ、つかう、まなぶ。
感染症週報 2025年第26週(6月23日-6月29日) (13 ページ)
出典
公開元URL | https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/jp/idwr/2025/index.html |
出典情報 | 感染症週報 2025年第26週(6月23日-6月29日)(7/11)《国立感染症研究所》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
Infectious Diseases Weekly Report Japan
2025年 第26週
(6月23日〜 6月29日)
:通巻第27巻 第26号
表
2016〜2024
年と 2025
年第
1〜25
週の地方別
割合・累積報告数
** 割合・累積報告数
表2.2.伝染性紅斑の
伝染性紅斑の
2016〜2024
年と
2025
年第
1〜25**週の地方別
北海道・東北
関東
北陸
近畿
10.7%
25.3%
2016 年
18.1%
25.3%
2016 年 (9,282)
18.1%
(5,479)
(13,022)
(n=51,397)
3.4%
10.7%
(1,765)
12.4%
3.4%
(6,397)
15.1%
4.4%
10.6%
10.6%
12.4% (2,240)
(7,762)
(5,450)
2017 年
(912)
21.2%(4,949)39.9%
(185)
7.3%
(1,347)
(759)
2018 年
18.8%
6.4%
(185)
(3,140)
3.9% (571)
1.4%
(1,347) 1.3%(759)
(1,940)
(660)
(690)
北海道・東北
関東
東海
東海
(13,022)
(n=51,397)
(9,282)39.9%
1.5%
7.3% (5,479)
2017 年
21.2%
北陸
(1,765)
10.8%
中国
近畿
四国
九州・沖縄
中国
四国
九州・沖縄
4.4%
(2,240)
(5,450)
(6,397)
8.5%
4.6%
6.1%
15.1%
(7,762)
(1,060)
4.6%
10.8% (571)6.1%
8.5%
(1,060)
16.5%
3.6%
3.7%
16.5%
3.8%
10.7%
29.2%
2019 年
16.1%
(690)
(3,140)
(648) (3,962)
(30,481)
(n=49,148)
(9,226)
(17,872)(660)
(3,854)
(4,096) (17,869)
(11,533)(2,363)
(31,560)
(n=108,223)
(17,477)
1.3%
3.9%
(1,940)
8.4%
12.6%
16.5% 5.3% 3.7%23.1% 3.6%
3.8%
(4,213)
(959)
(1,529)
(2,291)
(3,854)
(3,962)
(4,096) (17,869)
16.5%
(17,872)
(n=12,419) (2,636)
1.3%
4.8% (912)
2018 年
18.8%
(n=12,419)
(2,636)62.0%(4,949)
(648)
(n=49,148) (9,226) (30,481) (2,363)
62.0%
4.8%
4.7%
10.1%
2020
年年
18.4%
10.7%
2019
16.1% 17.5% 29.2%
(864)
(1,836)
(3,192)
(n=18,244)
(3,360)
(n=108,223) (17,477) (31,560) (11,533)
2021 年
2020 年
(n=2,209)
7.7%
38.0%
13.6%
18.4%(839)17.5%
(170)
(300)
2022 年
(n=1,885)
2021 年
8.3%
36.5%
14.6%
(156)
(688)
(276)
38.0%
13.6%
(n=2,219)
(294)
2.4%
1.5%
1.3%
15.3%
4.5%
6.1%
12.6% (100)8.4%(339)
(135)
13.3%
(251)
2.4%
13.6%
4.0%
6.0%
(257)
(75)
(113)
6.1%
12.4%
(864)
(n=2,209)
(300)43.4%(839)
2.4%
12.5% (170)
2023 年
13.2%
(53)
11.0%
(3,192)
3.7%
(69)
7.7%
1.4%
12.4%
4.7%
(273)
10.1%
(53)
(1,836)
(n=18,244) (3,360)
6.4%
(2,291)
(1,529)
5.3%
(959)
23.1%
(4,213)
4.5%
15.3%
(339)
(53)
(245)
(273) 2.2%(135)
11.2% (100)
4.0%
(249)
(49)
(89)
4.0%
(166)
4.3%
(69)
(1,394)
3.1%
0.7%
1.3%
(75)
(113)
(251)
(996)
(226)
(410)
13.6%
(257)
12.5%
2023
13.2% 43.6% 43.4%7.9%
4.4%
2025
年*年
22.6%
(3,290)
(5,870)
(32,549)
(n=74,611)
(16,848)
(277)
(963)
(n=2,219) (294)
2.4%
11.2%
(8,386)
(53)
2.2%
11.0% 1.2% 4.0% 6.3%
2.8%
(4,714)
(894)
(2,060)
(49)
(89)
(245)
11.2%
(249)
累積報告数は各年集計時速報値
2.0%
(654)
0.5%
(166)
年 6 月 25 日現在)
0.7%
4.3% (20251.3%
(226)
(410)
(1,394)
3.1%
(996)
7.9%
4.4%
2022 年
(963)
14.6%
(277)
36.5%
2.0%
78.5%
2024 年
9.6%
(688)
(n=1,885) (276)
(n=32,188) (3,076) (25,266) (654)
78.5%
2024 年
9.6%
(n=32,188) (3,076) (25,266)
*2025 年は第 25 週までのデータを使用
8.3%
0.5%
(156)
3.7%
** 地方の分類は内閣府の地域区分 A 参照:https://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr16/chr16̲04.html
2025 年 *
22.6%
43.6%
13.3%
11.2%
6.0%
2.8%
6.3%
1.2%
伝染性紅斑は不顕性感染が一定程度存在することから、届出のあった症例以外にも感染者
(4,714)
(894)
(n=74,611)
(16,848) (32,549) (5,870) (3,290) (8,386) (2,060)
が存在すると考えられる。発疹出現時期にはほとんど感染力を消失しているが、反対に感染力 (2025 年 6 月 25 日現在
累積報告数は各年集計時速報値
のある期間には特徴的な症状を呈さず診断に至らないため、
その対策は容易ではない。妊婦や、
*2025 年は第 25 週までのデータを使用
基礎疾患として溶血性貧血や免疫不全を有する人が感染すると重篤な合併症につながる可能
** 地方の分類は内閣府の地域区分 A 参照:https://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr16/chr16̲04.html
性があるため、これらの背景を持つ人へ本疾患の流行に関する情報を提供することが重要であ
る。また、これらの背景を持つ人が体調を崩している小児へケアをする場合や多くの小児と接
触する場合においては、手洗いの徹底や、食器の共有をしないこと、マスクを着用することなど
を考慮すべきである。従来、初夏から夏期に流行する傾向がみられたことから、第25週時点ま
でに大きな流行が確認されていない地域を含め、引き続き伝染性紅斑の発生動向に注意が必
要である。
【参考文献】
●国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
「伝染性紅斑」
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/5th-disease/010/5th-disease.html
●IASR 伝染性紅斑(ヒトパルボウイルスB19感染症)
https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/6285-iasr-431.html
●感染症発生動向調査週報(IDWR)注目すべき感染症「伝染性紅斑」
https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/5th-disease-m/5th-disease-idwrc/8749-idwrc-1914.html
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/rapid/2015/26/article/5th-disease/index.
html
Ministry of Health, Labour and Welfare / Japan Institute for Health Security, National Institute of Infectious Diseases
13
2025年 第26週
(6月23日〜 6月29日)
:通巻第27巻 第26号
表
2016〜2024
年と 2025
年第
1〜25
週の地方別
割合・累積報告数
** 割合・累積報告数
表2.2.伝染性紅斑の
伝染性紅斑の
2016〜2024
年と
2025
年第
1〜25**週の地方別
北海道・東北
関東
北陸
近畿
10.7%
25.3%
2016 年
18.1%
25.3%
2016 年 (9,282)
18.1%
(5,479)
(13,022)
(n=51,397)
3.4%
10.7%
(1,765)
12.4%
3.4%
(6,397)
15.1%
4.4%
10.6%
10.6%
12.4% (2,240)
(7,762)
(5,450)
2017 年
(912)
21.2%(4,949)39.9%
(185)
7.3%
(1,347)
(759)
2018 年
18.8%
6.4%
(185)
(3,140)
3.9% (571)
1.4%
(1,347) 1.3%(759)
(1,940)
(660)
(690)
北海道・東北
関東
東海
東海
(13,022)
(n=51,397)
(9,282)39.9%
1.5%
7.3% (5,479)
2017 年
21.2%
北陸
(1,765)
10.8%
中国
近畿
四国
九州・沖縄
中国
四国
九州・沖縄
4.4%
(2,240)
(5,450)
(6,397)
8.5%
4.6%
6.1%
15.1%
(7,762)
(1,060)
4.6%
10.8% (571)6.1%
8.5%
(1,060)
16.5%
3.6%
3.7%
16.5%
3.8%
10.7%
29.2%
2019 年
16.1%
(690)
(3,140)
(648) (3,962)
(30,481)
(n=49,148)
(9,226)
(17,872)(660)
(3,854)
(4,096) (17,869)
(11,533)(2,363)
(31,560)
(n=108,223)
(17,477)
1.3%
3.9%
(1,940)
8.4%
12.6%
16.5% 5.3% 3.7%23.1% 3.6%
3.8%
(4,213)
(959)
(1,529)
(2,291)
(3,854)
(3,962)
(4,096) (17,869)
16.5%
(17,872)
(n=12,419) (2,636)
1.3%
4.8% (912)
2018 年
18.8%
(n=12,419)
(2,636)62.0%(4,949)
(648)
(n=49,148) (9,226) (30,481) (2,363)
62.0%
4.8%
4.7%
10.1%
2020
年年
18.4%
10.7%
2019
16.1% 17.5% 29.2%
(864)
(1,836)
(3,192)
(n=18,244)
(3,360)
(n=108,223) (17,477) (31,560) (11,533)
2021 年
2020 年
(n=2,209)
7.7%
38.0%
13.6%
18.4%(839)17.5%
(170)
(300)
2022 年
(n=1,885)
2021 年
8.3%
36.5%
14.6%
(156)
(688)
(276)
38.0%
13.6%
(n=2,219)
(294)
2.4%
1.5%
1.3%
15.3%
4.5%
6.1%
12.6% (100)8.4%(339)
(135)
13.3%
(251)
2.4%
13.6%
4.0%
6.0%
(257)
(75)
(113)
6.1%
12.4%
(864)
(n=2,209)
(300)43.4%(839)
2.4%
12.5% (170)
2023 年
13.2%
(53)
11.0%
(3,192)
3.7%
(69)
7.7%
1.4%
12.4%
4.7%
(273)
10.1%
(53)
(1,836)
(n=18,244) (3,360)
6.4%
(2,291)
(1,529)
5.3%
(959)
23.1%
(4,213)
4.5%
15.3%
(339)
(53)
(245)
(273) 2.2%(135)
11.2% (100)
4.0%
(249)
(49)
(89)
4.0%
(166)
4.3%
(69)
(1,394)
3.1%
0.7%
1.3%
(75)
(113)
(251)
(996)
(226)
(410)
13.6%
(257)
12.5%
2023
13.2% 43.6% 43.4%7.9%
4.4%
2025
年*年
22.6%
(3,290)
(5,870)
(32,549)
(n=74,611)
(16,848)
(277)
(963)
(n=2,219) (294)
2.4%
11.2%
(8,386)
(53)
2.2%
11.0% 1.2% 4.0% 6.3%
2.8%
(4,714)
(894)
(2,060)
(49)
(89)
(245)
11.2%
(249)
累積報告数は各年集計時速報値
2.0%
(654)
0.5%
(166)
年 6 月 25 日現在)
0.7%
4.3% (20251.3%
(226)
(410)
(1,394)
3.1%
(996)
7.9%
4.4%
2022 年
(963)
14.6%
(277)
36.5%
2.0%
78.5%
2024 年
9.6%
(688)
(n=1,885) (276)
(n=32,188) (3,076) (25,266) (654)
78.5%
2024 年
9.6%
(n=32,188) (3,076) (25,266)
*2025 年は第 25 週までのデータを使用
8.3%
0.5%
(156)
3.7%
** 地方の分類は内閣府の地域区分 A 参照:https://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr16/chr16̲04.html
2025 年 *
22.6%
43.6%
13.3%
11.2%
6.0%
2.8%
6.3%
1.2%
伝染性紅斑は不顕性感染が一定程度存在することから、届出のあった症例以外にも感染者
(4,714)
(894)
(n=74,611)
(16,848) (32,549) (5,870) (3,290) (8,386) (2,060)
が存在すると考えられる。発疹出現時期にはほとんど感染力を消失しているが、反対に感染力 (2025 年 6 月 25 日現在
累積報告数は各年集計時速報値
のある期間には特徴的な症状を呈さず診断に至らないため、
その対策は容易ではない。妊婦や、
*2025 年は第 25 週までのデータを使用
基礎疾患として溶血性貧血や免疫不全を有する人が感染すると重篤な合併症につながる可能
** 地方の分類は内閣府の地域区分 A 参照:https://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr16/chr16̲04.html
性があるため、これらの背景を持つ人へ本疾患の流行に関する情報を提供することが重要であ
る。また、これらの背景を持つ人が体調を崩している小児へケアをする場合や多くの小児と接
触する場合においては、手洗いの徹底や、食器の共有をしないこと、マスクを着用することなど
を考慮すべきである。従来、初夏から夏期に流行する傾向がみられたことから、第25週時点ま
でに大きな流行が確認されていない地域を含め、引き続き伝染性紅斑の発生動向に注意が必
要である。
【参考文献】
●国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
「伝染性紅斑」
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/5th-disease/010/5th-disease.html
●IASR 伝染性紅斑(ヒトパルボウイルスB19感染症)
https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/6285-iasr-431.html
●感染症発生動向調査週報(IDWR)注目すべき感染症「伝染性紅斑」
https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/5th-disease-m/5th-disease-idwrc/8749-idwrc-1914.html
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/rapid/2015/26/article/5th-disease/index.
html
Ministry of Health, Labour and Welfare / Japan Institute for Health Security, National Institute of Infectious Diseases
13