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【資料1-2】(法務省)刑事施設におけるアルコール依存回復プログラム等について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59198.html
出典情報 アルコール健康障害対策関係者会議(第34回 6/30)《厚生労働省》
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飲酒運転防止プログラム

対象

特別遵守事項によって受講を義務付けられる者
保護観察に付される理由となった犯罪事実中に以下の罪に当たる事実が含まれる仮釈放者、保護観察付執行猶予者、保護観察処分少年
又は少年院仮退院者
保護観察付全部猶予者及び保護観察処分少年について、プログラム受講を特別遵守事項に定めることが相当である旨の裁判所の意見が示さ
れた者
保護観察処分少年及び少年院仮退院者について、18歳以上の者のうち、必要性が認められる者
① 危険運転致死傷(自動車等の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第2条(第1号に限る。)及び第3条第1項)※
② 酒酔い運転(道路交通法第117号の2第1号)
③ 酒気帯び運転(道路交通法第117号の2の2第3号)
④ 過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第4条)※
※ アルコールの影響による行為に係るものに限る。同法第6条第1項から第3項により無免許運転による刑の加重を受ける場合を含む。
プログラムの内容

ワークブックの課題内容
学習内容
オリエンテーション
導入 プログラムの目的及び概要を説明した上でアセスメントを実施し、処
遇につながる情報を入手する。
飲酒運転の影響について考える
1 飲酒運転の結果を振り返らせ、飲酒運転を繰り返さないことへの動
機付けをする。
アルコールが運転や心身に及ぼす影響について学ぶ
2 アルコールが運転や心身に及ぼす影響について学ばせ、自分とアル
コールとの関係について振り返らせる。
アルコールのもたらす悪影響について学ぶ
3 アルコールやアルコール依存症について理解を深めさせ、一般的な問
題解決手段についての知識を習得させる。
飲酒運転につながる危険な状況を知る
4 飲酒運転のひきがねとなることがらを特定し、そのひきがねに出会った
場合及び出会わないための対処方法を考えさせる。
飲酒運転をしないための対処方法を考える
5 飲酒運転をしないための再発防止計画を作成し、これから実行して
いくことへの動機を高めさせる。
課程

アルコールに関する専門医療機関や自助グループに関
する知識を付与することによって、適切な措置を受け
るよう働き掛ける。
保護観察官が個別処遇又は集団処遇によりおおむ
ね2週間に1回実施し、受講者とともに個別具体的
な再発防止計画を作成する。

保護観察終了

保護観察開始

ワークブックを用いて、アルコールに関する正しい知識を
得るとともに、自己の飲酒状況について振り返りを行い、
再び飲酒運転を繰り返さないための対処方法等を考
えさせる。

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